昼食後の金縛りに学ぶ未来型ビジネス
少々の恐怖とビリビリ電気のようなものを感じながらもとても気持ちがいい。
しばらく委ねてみたら起きた時にすごく身体が楽になっている(ような気がした)。
一体誰だったのだろうと考えた
-天国のおじいちゃまかしら、はたまた酩酊の神様かしら-
でもなんか違う。
そういうのではないことだけはわかった。
なぜなら、
その揉んでくれた奴にものすごく
『ビジネスのニオイがしたのだ!!!!』
揉み方もやたら上手いしなんか気の利いた質問みたいなのしてくるしちょっと鼻につく喋り方だった!!
そこで私は考えに考え、1つの答えに行き着いた。
これは未来人による「遺伝子組換えサービス」なのではないかと!!!
◎説明しよう◎
近い将来、人間の“病気” のみならず“性格”や“癖”、“運命”をも遺伝子ごとでじわじわと時間をかけて改善できるような薬が発明されます。未来世界にはそのサービスを使って“過去”を操作し、より思い通りの幸せを手に入れようとする若者で溢れかえっているのです。
投与方法は簡単。過去世界(2016年)にはまだ解明されていないあなたのご先祖様の“夢”や“金縛り”というものに担当者がこっそりお邪魔し、依頼人ご希望の薬をINするだけ。
「あなたの遺伝子組換えます!!」
ということは、今回の依頼人は私の子孫(孫やひ孫やそのまたひ孫)ということになる。
つまり未来になにかしらトラブルや不満があって、先祖である私はなにかしらの操作をされたのか。そういえば性格ちょっとよくなった気がする、あ、いや、なんか運命変わった気もする。いずれにせよ私にとっても悪い事ではないはずよね。(多分)
そうなってくるとあの右肩のマッサージはなんだろう、オプションか何かだったのだろうか。
ちょっと待って、てことは、、、
「せれなおばあ様はあの頃きっと焼酎の製造で疲れていたに違いないからオプションで肩揉みも付けておいてください!」
ってお願いしてくれたってこと??
なんていいひ孫たちなのだろう。
泣けてくる。
がんばろう、明日もひ孫やひひ孫達のためにがんばろう。
そんなSF的妄想と架空のひ孫達への愛が止まらない秋でした。
(その前に肝心の“結婚願望”という薬を投与しないと。棒読)
2016年も終わりますなあ。
selephant
明日まで待てば未来
スクリーンが想像の味方になる時▶︎“想像すること”を思い出す時
白昼夢が想像の敵になる時▶︎スクリーンの記憶に着色する時
iPhoneを通して世界を覗きながら「この子可愛いなあ」とか「まだ18歳かあ」などと思うたびに「これってまるで魔法の鏡みたい」と思うけれどよくよく考えたらちゃんと裏にかじったリンゴのマークがついてるじゃないか。(ホラー映画)
少年が、亡くなった父親のブログを見つけて過去の自分を知っていくとかっていう(既にありそうな)話もほんとタイムマシンじゃないか。(SF映画)
想像と結びつく未来はどこかで見たことのある未来、行き着くのを待っているうちにもう通り越しちゃっていつの間にか過去を待っていたりして。