こんにちはセキドです。
DJIからドローンの自動飛行の制御・計画をするために設計されたiPad用アプリ

DJI GS Pro(別名 Ground Station Pro)」が発表されました!

 

機能紹介と簡単なレビューをお伝えします。

 

 

 

~複雑な飛行タスクまで簡単に設定可能~

 

■ポイント
・インターフェースはシンプルかつ直感的な仕上がり。
・飛行速度/高度の設定や、ルートのフライト完了までの予想時間や距離まで設定が可能になっています。
・最大設定可能なウェイポイント数は99個で他には機体の回転方向、ジンバルピッチなどより細かな設定まで可能です。

 

■対応機種
・Phantom4、3
・Inspire2、1
・M600やN3などDJI各種機体とフライトコントローラー

 

~現在利用できるミッション(自動航行の方法)は3種類~

 

■機能紹介

 

1.計測撮影撮影領域モード
サーベイ(調査、測量)飛行での活用が期待されているモードです。
画面上で自由に多角形の飛行区域を指定した上で、航路間オーバーラップ率を細かに設定(ジグザグ飛行の幅)できます。
これにより正確性を保持したインターバル撮影が実現し、3次元測量も可能になっています。

 

2.ウェイポイント航路指定
アプリの地図画面をタップするだけで任意のコース設定が可能なモードです。
1ポイントずつ高度や速度、機体の向き、機体の回転方向も決める事ができます。

高低差のある地形や建造物などなど外部環境に制限されない、自由な航路の指定が可能になっています。

 

3.バーチャルフェンス
タテ×ヨコ×高さの飛行区域の設定を行うモードです。
設定した飛行区域を機体が出ようとすると自動でブレーキが掛かり区域内に留まります。
パイロットのトレーニングや限られた空域でのフライト時に役立ちます。


いずれの機能もポンポンとアプリ画面をタップしていく、シンプルで使いやすいシステムとなっています。
また、3DマップPOIなど近日公開予定のモードも発表されており、さらなる拡張性も期待されています。


■利用時の注意点

○周辺環境には十分の配慮が必要
カメラ映像の確認もできるため、今まで以上にアプリを注視する可能性が高い。
安全面の理由から、現状ではフライヤー(アプリ画面監視者)と機体の監視者の2人以上の体制での運用することがマスト。

 

○最新機体での運用を推奨
障害物センサーも有効なため、Phantom4 や Inspire2 のような最新機体での運用が望ましい。

 

○ネット環境
キャッシュが最低限しか残らないため、キモである地図の利用や屋外への持ち出しを考えると、モバイルWifiルーターもしくはセルラー契約済であることを推奨。

 

 

※掲載時点の情報となります。最新情報はメーカーサイトなどでご確認の上ご利用下さい。


DJI GS Pro: http://www.dji.com/jp/ground-station-pro