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12月6日に参議院本会議で特定秘密保護法案が可決されてしまいましたが、その後も世界各地の有識者達からは批判の声が相次いでいます。国内外の大学教授や研究者が3181人が参加している「特定秘密保護法案に反対する学者の会」は7日、特定秘密保護法案の可決に抗議する声明を発表しました。

この団体にはノーベル賞受賞者の益川敏英氏や法政大の次期総長である田中優子法政大教授らが名前を連ねており、「与党の政治姿勢は、思想の自由と報道の自由を奪って戦争へと突き進んだ戦前の政府をほうふつとさせます」と、声明文で政府の姿勢を批判。
更にはアメリカの有識者らも特定秘密保護法案について、「今世紀最悪の法案」と述べ、あらゆる方面から特定秘密保護法案と自民党に対する批判の声が溢れています。


☆秘密保護法は「今世紀最悪」 米有識者も批判
URL http://www.asahi.com/articles/TKY201312070051.html

引用:
 参議院で可決、成立した特定秘密保護法に中国や韓国のメディアは「(戦争ができる)『普通の国』になる一歩」と強く警戒した。米国務省の報道官は「知る権利の保障が重要」としたうえで「情報保護は同盟国間の協力に重要」との認識を示した。一方、米国の有識者からは「民主国家では今世紀最悪」との批判も出た。

 韓国の大手紙・東亜日報は7日付朝刊で「日本は『普通の国』に変わるための軌道に乗った。戦争や軍隊の保有を禁じた戦後体制から脱し、戦争ができる国をつくることだ」と解説した。中国の国営中央テレビも7日朝「軍事国家へ突き進むための強引な手法」と解説。法案は多くの日本国民が反対している中で通ったと強調した。
:引用終了

☆秘密保護法、反対声明相次ぐ=学者、ジャーナリスト団体など
URL http://jp.wsj.com/article/JJ12222432903478014725219051062531232691324.html

引用:
特定秘密保護法の成立から一夜明けた7日、学者やジャーナリストの団体などが同法への反対声明を相次いで発表した。

 国内外の大学教授や研究者ら3181人は、「民主政治は市民の厳粛な信託によるもので、情報開示は民主的な意思決定の前提。『秘密国家』『軍事国家』への道を開く同法の強行可決に、学問と良識の名において強く抗議する」との声明を出した。声明にはノーベル物理学賞を受賞した益川敏英京都大名誉教授らも名を連ねた。

 日本ジャーナリスト会議(JCJ)は「土壇場で安倍首相が唐突に持ち出した『第三者機関』は、官僚の権限を強化する以外の何ものでもない。国民の知る権利が大きく侵害され、取材・報道の自由が深刻な制約を受ける」と批判した。

 連合は「曖昧な条文が多く、秘密指定の恣意(しい)的な拡大につながりかねない。特定秘密に関係する民間企業の労働者への影響も不明確だ」と抗議し、法律の再検討を訴えた。 
:引用終了

☆崔洋一監督「この国の行く末が不安」秘密保護法の危険性訴える
URL http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/12/07/kiji/K20131207007149190.html

引用:
国会周辺に詰めかけた反対派、採決に反対した野党の抵抗もむなしく、安倍政権による採決強行で、成立した特定秘密保護法。ただ、その内容を懸念する声は消えていない。日本映画監督協会理事長の崔洋一監督(64)もあらためて問題点を指摘した。

 ▽崔洋一監督の話 過去の歴史を振り返っても、国が「表現の自由」に手を突っ込んでくる時代は、ろくなものが生まれません。日本映画は幅広い題材を扱うのが特徴。特定秘密保護法は「法にひっかからないような映画を撮ろうよ」という自主規制につながりかねません。特定の色がついた映画だけになるのは恐ろしいことです。
:引用終了


特定秘密保護法案が可決された翌日には、山本太郎議員や三宅洋平氏の呼び掛けで大規模な特定秘密保護法案反対デモが行われており、参加者数は渋谷の代々木公園だけでも5000人を超えたとのことです。デモは東京以外でも行われ、全国各地で多くの人々が反対の声をあげました。


☆2013.12.07大デモ


☆Big Demo in Shibuya【大デモ 12月7日 代々木公園~渋谷】三宅洋平 山本太郎


☆成立に悔い、それでも 東京、秘密保護法反対のデモ
URL http://www.asahi.com/articles/TKY201312070375.html

引用:
 「自由のない国、絶対反対」「ふざけるな、自分勝手に決めるな」

 特定秘密保護法案が参議院で可決、成立した6日深夜から一夜明けた7日、渋谷区の代々木公園には反対する約5500人が集まった。デモ行進などで抗議の意思を示した。

 集会はインターネットなどを通じて輪が広がり、子ども連れや若いカップルも多数
:引用終了

☆秘密保護法 やりたい放題許すな 決意新たにデモ
URL http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013120702000249.html

引用:
 六日深夜の特定秘密保護法成立から一夜明けた七日午前、東京都渋谷区の代々木公園から渋谷・原宿を巡るデモが行われ、集まった人たちは「口まではふさがせない」と決意新たに声を上げた。どさくさに紛れるように六日には、民意をくみ取って決まったはずの「原発ゼロ」の政府方針も覆された。市民らは怒りの声を上げ、「主権者は私たち」「新しい戦いの始まり」と、前を向いた。 
 代々木公園のデモに参加した川崎市の会社員中田絵美さん(33)は、特定秘密保護法の成立を国会正門前で知った。「こんなに多くの人たちが立ち上がり、反対の声を上げているのに。悔しくて国会に向かって泣きました。やっぱり選挙が大事なんだって、思い知らされました」
 横浜市の男性デザイナー(42)は「情報を秘密にして、国民の耳や目はふさいでも、口をふさぐことはできない」。民意を一票で示すため「正しい情報で、正しく投票しよう」とデモで呼び掛けた。
:引用終了


一部の方は「もうダメだ」とか言って勝手に諦めていますが、今諦めてしまったらそれこそ政府や官僚の思う壺です。人間には素晴らしい頭脳があるので、最後まで考えるのを止めてはいけません。法案が可決されてしまったら、次は何が出来るのか?ということを考え、ドンドン色々な事をするべきだと私は思います。

私も近い内に色々と動く予定で、年明け辺りに当ブログ初のオフ会(交流会)などをする予定です。この辺の事については後日、ブログ上で詳しく書く予定ですが、皆さんも思考を止めずに、次を考えるようにして下さい。思考を止めたら、そこでお終いです。


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