チュニジアからエジプトに革命が拡大している。今後、この勢いは中東の全土に広がり独裁国家や王政の国々はことごとく転覆される可能性がある。事の発端は穀物の価格の上昇が原因で庶民の生活が圧迫されたことによる。

中東では独裁を容認する代わりに国民生活は安定させることは暗黙の了解であったが、それを守れなければ国民の不満の矛先は政府転覆という形で現れる。今回の革命は中東に波及していき最終的にはアラブ民族の統一国家が誕生する可能性がある。おそらくイスラム主義と部分的な民主主義の
折衷
的な政治体制になるかもしれない。

アラブでは人口ピラミッドがきれいな形をしている。年が若い人が多く年寄りが少ない状況だ。この状況は経済発展させるためには好ましい。(インドも同じだ。日本や中国などでは高齢化が進んでいる。)中国、インドに次ぐ経済大国が中東に出現すると考えると今後世界の経済のけん引役が増えるので好ましいことだろう。