夜中11時半に起床し、山頂までのアタックに向け装備を整える。
雪山用ブーツの下につけるアイゼン
そしてピッケル
ガイドのシルベリオ
がちで雪山登山!!
12時半過ぎに5130mのベースキャンプから山頂に向け登山開始。
出発前の不安はどこへやら、不思議なぐらい順調に進んでいく。
登山が進むにつれ自分の呼吸スタイルが確立されていき苦しくない。
ヘッドランプを使わないと何もみえない
しかしアタック開始から4時間ぐらい経過した頃であろうか、5800mを過ぎたところでペースががたっと落ちる。
ガイドとの会話も一切なくなり、聞こえるのは荒くなった自分の呼吸だけ。
ここからはもう自分との闘い。
たった一歩、それが果てしなく遠い。
苦しい…足が上がらない…もうだめだ…。
俺ボリビアまで来てなにやってんだ?!
リタイアという4文字が頭の中に侵入してくる。
楽しかったこと、悲しかったこと、辛かったこと、嬉しかったこと、ムカツクこと。
最後のほうは意識も朦朧としながら、何故か過去の出来事が甦ってきた。
その全部が後押ししてくれた。最後は這うように雪の壁を登り…
登山開始から約5時間、6088m登頂!!
結果的にはその日に登頂したパーティーの中でトップ。
しんどすぎた…
イースターで会ったマッキーのブログから言葉を拝借すると
「富士山の1億倍の過酷さ。こいつ(ワイナ・ポトシ)を登れれば富士山は目をつぶったままムーンウォークで登頂できる」
うんいけるはず!!
それぐらいあまりにも過酷すぎる経験だった。
アルピニストの肩書きはもらった!!
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