セノーテとブルーホール | 世界遺産ブログ

セノーテとブルーホール

セノーテ ユカタン半島には、僕にとって魅力を感じる水の名所が2つある。1つはセノーテと呼ばれる、この上なく澄んだ水。もう1つはブルーホールと呼ばれる、この上なく深いブルーの水である。


セノーテは、ユカタン半島に点在する泉の名称である。これら泉は、古代マヤ人にとって生活に必要な飲料水であり、また神が住むとされる、神聖な場所でもあった。例えば古代都市チチェン・イツァは、このようなセノーテの近くに築かれ、雨乞いの儀式などもここで行われたという。


ユカタン半島東部のシアン・カーン自然保護区にも、このようなセノーテが数多く存在している。シアン・カーンとはマヤ人の言葉で「空の生まれた所」を意味し、その名の通り、その水は空を映し出すほど澄んでいる。


ブルーホール もう1つの場所、ブルーホールは、ユカタン半島南東部のベリーズ・バリア・リーフにある。ベリーズ・バリア・リーフは、グレート・バリア・リーフに次いで、世界第二の規模を誇る珊瑚礁でもある。珊瑚礁が拡がる青い海に、さらに深いブルーが湛えられる様は、実に美しい。


チチェン・イツァの古代都市(公式テキスト第3巻P.42)
シアン・カーン自然保護区(公式テキスト第3巻P.55)
ベリーズ・バリア・リーフ(公式テキスト第3巻P.59)