英国のBBCでもトップニュースとして報道されるなど世界的なNewsとして注目されています。
本日(7月5日)の6時台のNHKニュースでも大きく報じられています。
Wikipediaによる解説で、ヒッグス粒子は下記のように書かれています。
ヒッグス粒子 (英: higgs boson) とは、素粒子に質量を与える理由を説明するヒッグス場理論から生まれた
理論上の粒子である(素粒子論と量子力学では、場の存在と粒子の存在は意味がほぼ同じである)。
ジュネーブ郊外に建設されたCERNのLHCの衝突実験で、およそ10兆回に1回しか生成されないと言われている。
2011年12月、ヒッグス粒子が「垣間見られた」=98.9%の確率と発表された。
2012年7月4日には99.9999%の確率で同施設において新たな粒子を発見したと発表されました。
質量は125.3±0.6GeV、標準偏差は4.9である。
これが捜し求めていたヒッグス粒子であるかは確定的には表現されておらず、さらに精度を高める実験が続けられる。
ヒッグス機構では、宇宙の初期の状態においてはすべての素粒子は自由に動きまわることができ、
質量がなかったが、自発的対称性の破れが生じて真空に相転移が起こり、真空にヒッグス場の
真空期待値が生じることによってほとんどの素粒子がそれに当たって抵抗を受けることになったとする。
これが素粒子の動きにくさ、すなわち質量となる。質量の大きさとは宇宙全体に広がったヒッグス場と
物質との相互作用の強さであり、ヒッグス場というプールの中に物質が沈んでいるから質量を獲得できると見なすのである。
光子はヒッグス場からの抵抗を受けないため相転移後の宇宙でも自由に動きまわることができ質量がゼロであると考える。
ニュース等では「対称性の破れが起こるまでは質量という概念自体が存在しなかった」などと紹介される事があるが、
正確ではない。電荷、フレーバー、カラーを持たない粒子、標準模型の範囲内ではヒッグス粒子それ自体および
右巻きニュートリノはヒッグス機構と関係なく質量を持つことが出来る。また、重力と質量の関係、
すなわち重力質量発生のしくみは空間の構造によって定められるものであり、標準模型の外部である一般相対性理論、
もしくは量子重力理論において重力子の交換によって説明されると期待される。
上の写真は記者発表の様子(NHK総合TV 7月5日 6:33)
宇宙が誕生した137億年前 ビッグバンで宇宙は急激な膨張を開始した。
今回のヒッグス粒子の発見はまだ未解明の96%の宇宙の物質解明のための
エポックとなるものである。
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