で、タイミング的には、これがよいのではないかと。



1番大好きなJリーガーは?

Jリーガー限定ということであれば、これはもう、坂田大輔ですね。

そうです、本日対戦です。


以前書いたこともありますが、ただのヤンキー少年が、ここまで進化した姿を見せてくれるとは、思いもよりませんでした。

Fマリユース時代、クラブユース選手権で点を取り捲った姿をTVで見たのが最初だったような気がします。

そのいかにも調子に乗った風貌が、嫌悪感を誘いました(笑)。

絶対に好きになれないタイプだと思っていました(笑)。

プロになってから、本人と接してみて、案外と思慮深い人柄であることを知りました。

フリューゲルスの忘れ形見でもありましたしね。


同期9人(!)の高卒ルーキーの中で、目立つ存在ではありませんでした。

早生まれのため、下の学年の代表に入ってしまいましたが、“年下の中で、できても当然”といつも言っていました。


同期の同じFW・田原豊と二人でトークショーに出たことがあります。

当時の知名度は、断然田原です。

もちろん話は田原ペースで進みます。

自分は当時ふたりを同じくらい応援していると自分で思っていました。

しかし、そうではなかったことにここで気づきました。

自分は坂田の話が聞きたかった…。


大してプレイスタイルにも特徴のある選手だとは思っていませんでした。

しかし、気がつくと、他のどこにもない、坂田のスタイルを確立していました。

動き出しのよさ、絵に描いたような、裏を狙う動き…。

ボール扱いをミスっても曲芸のようなリカバリでなんなく立て直します。

そして、最大の特徴は、メンチはきっても手は出さない、感情のコントロールの素晴らしさですね。

このあたりが、ヴェルディのやんちゃな11番と全然違うところなんですよねぇ…。

自分にとって何が大切なことなのかを、よく知っている選手だと思います。


そして、大悟の良き友でもあります。

大悟と、坂田の話をときどきします。

坂田がオリンピック代表候補だった頃、大悟は、“あいつ可哀想ですよね…”と言っていたことがあります。


そうそう、大悟に代表合宿の感想を聞くと、開口一番、“つまんなかったッスよ、坂田がいなくて”とツボにはまる答えが返ってきたこともあります(笑)。


相手に回すと、もちろん嫌な選手です。

しかし、対戦するたびに、惚れ直させられてしまうんですよね…。


でも今回の対戦の勝利は、譲れません。