もう待てない山ガールの季節が目の前に迫っています。
白山・夏山開き シーズン間近、名山は呼ぶ 漂う木の香り到来です。
石川、福井、岐阜の3県から登山道が延びる日本三名山の一つ、白山が7月1日、夏山開きを迎えます。
県内外から登山客が押し寄せ、1年で最もにぎわう時期を前に、白山周辺の旅館や温泉、登山情報施設を訪ねました。
登山道の入り口があり、白山登山の拠点となるのが「市ノ瀬ビジターセンター」では、白山周辺の気象や登山道の状況が日ごとに張り出され、登山者に役立つ最新の情報を提供しています。
また、入山前に緊急連絡先や登山ルートを記入する「登山届」用ポストを設置。
センターの担当者は「登山ルートが分かれば、遭難した際の早期発見につながる」と登山届の提出を呼びかける。
センターの直近には、市ノ瀬地区で唯一の旅館「があります。創業80年近い館内は板張り。
足を踏み入れると木の香りが漂い心地よい風が流れる。
夏山のピークの7月20日~8月初旬には満室になります。
この旅館は気温の高くない早朝から登山を始める人が多く、朝食は午前5時半から提供する。
「登山初心者のお客さんにはアドバイスもします」。「旅館は登山者同士の情報交換の場になっていますよ」と話す。
登山後は温泉へ。市ノ瀬ビジターセンターから車で約20分の公共浴場「白峰温泉総湯」(白山市白峰)は、午後9時まで大人650円で入湯できる。
「ナトリウム-炭酸水素塩泉」の少し白濁した湯につかれば、肌はつるつるで、たまった疲れも忘れてしまう。
白山登山の生き返りには是非立ち寄りたい場所の一つです。