大好きなケーリーグラントとの映画シャレードは素晴らしかった。
ロビンとマリアでは、まだまだ現役と思わされた。
私の憧れは中学1年で爆発した。
親友に見せられた、オードリーヘップバーンの写真集と数々の映画。
あのすばらしい知性と気品は天性のものとしか言いようがない。
第二次大戦を反戦運動に幼い日を過ごしている。
数々の賞も取る。
英語の勉強にもなったので何度も見る。
女性の価値観は、ここからスタートした。
なんだか、いつも学生時代はペップバーンに似たガールフレンドを追いかけまわしていたような気がする。
いつも、捕まえたと思うと逃げられる。
手一つ握らない。
妻とは幼馴染である。
初めて妻が大人として私の前に現れたのは、池坊のクリスマスパーティーである。
ハッとした、パリのヘップバーンの後姿だと思う。
ダンスしながら宙を舞う。
こんなこと言ったら笑われるが、恋人以上、初恋以上だったのである。
初恋も片想いも知らない。
好きになったら、諸突猛進何が何でもハートをブレイクするまで諦めない。
どんな嵐でも突っ込んでいく。
まあ!
30代までは、そうやって過ごした。
それでいて、妻とも40年以上仲良くやってくる。
私のオードリーも歳を取る。
さあ!恋をしよう。何度も同じ人に恋したってよい。
愛があれば、誰にでもペップバーンのように優しくなれる。
花を愛し、人を愛し、雲を愛し、海を愛す。
地球が優しさで、溢れるようにしたい。
ペップバーンの最後の願い!