「卒中や癌をしても手術すれば、今や死なないだろ?
最悪、半年位入院すれば、何とかなんじゃないのォ🎵」
と言うノリの人がいる。
そうですよ。
何とかなりますよ。
現代の日本の医療レベルなら、死なないでしょう。
即死は、なかなかない。
しかし、、、「死なないだけ」です。
この点、お忘れではないですか?
前の生活や体力と、同じように戻れる!
これは、痛い勘違いです。
普通は戻れません。
ちゃんと現実を見て下さいね。
「大病しても、どうせ何とかなるでしょう♪」
と思っている人は、意外と多いです。
私の感覚だと、60代を超えない限りは、
7割の人が思っています。
大病をした後に、そんな現実は甘くないことを知り、
大変落胆するのが、大方の人達です。
見ているこちらも、辛くなってしまいます。
こうした方には、大きな2つの勘違いがあります。
・大病しても入院すれば、元通りの生活、
元通りの体が、戻ってくる❗️
・大病の直前には、何か知らせがやってくる。
その知らせを聞いてから対処しても、遅くないよね⁉️
どれも痛い勘違いです。
整体をしていると、確かに奇跡的なことは起こることがありますが、
もちろん全員ではありません。
なので、
何があっても大丈夫! とは私は言いません。
むしろ、
「そこまで追い込まないで」
と言います。
大病を手術した後、前と全く同じに戻れるとは、思わないで下さい。
普通は無理です。
無理と考えて、生活した方が良いです。
整体をしているしていない関わらず全体の20%ぐらいの人には
奇跡的なこと(文字通り、元通り)もありますが、
私自身も、自分が手術が必要な大病になってしまったら、
無理だと思って生活しています。
ある程度、医療知識がある人でない限り、
病院にこんなものがあるんだろうナ♪と、想像してないですか??
名作・ドラゴンボールの回復カプセルですね。
仙豆でもいいです。
ないですよ。
ナイナイ、ないです。
こんなもの、現代の世の中に。
いずれ作っては、もらいたいですけどね。
大病を生き残ったら、リハビリ生活が待っています。
リハビリで完璧に回復する と言うのは、なかなか難しいと思って下さい。
生活も人生観も仕事も変えないと、ドダイ無理ですね。
これらを体に合う様に変えて、適切な方策を立てて、実行して、
これで、やっと30%位か、20%位の可能性が見えてくるのが現状です。
そもそも
手術するような大病を、したとします。
ドコをどのように切るかにもよりますが、
手術すれば、皮膚の癒着が必ず起こります。
歩く度に、そこがひき攣れる事は、よくあります。
手術前と比べて、一歩一歩が苦痛になることもあるのです。
神経が、まともに働かなくなることも、よくあります。
神経をおかしくしたことがない人からすると、
「神経がおかしくなる」
と言うことの、恐ろしさが分かっていません。
1部だけ、自分の体では無いように、
当たり前だったコントロールが不能な体になるのです。
生活が、悪い意味で変わります。
苦しんでいる人を見たことがなかったり、
体験したことがない人は、想像がつかない、
地獄のような世界が待っています。
侮ったら、ダメなんです、
骨を切断するような必要がある手術は、
骨が上手く付かないことは、ザラです。
少しズレて着くものなので、違和感が残るし、運動がしにくくなるものです。
みなさん命には替えられないので、骨の切断を選択します。
歯の手術とは、レベルが違い過ぎます。
手術に成功して、これです。
手術が上手く行かず、もっと不自由になる。
手術しても、何も変わらない。
こんなこともあるものです。
ギャンブルとするなら、あまりにも勝率が悪い賭けですね。
どうか命を、ギャンブルにしないで下さい。
「吉田さ〜ん、なんか今日は、厳しいこと言うね♪
機嫌が、悪いんですか?(笑)
実際は、何とかしてくれるんでしょ??
わかってますよ。もう😁」
と言うノリの人が時々います。
ダメダメ、ダメ。
80%以上の確率で、ダメですよ。
そもそもそんな心構えだと、リハビリ、生活の立て直しも、
ちゃんとやらないですからね。
(しっかりやってくれると、実に興味深いことも起こるのですが…)
泣き叫んだって、出家したって、世界一周旅行をしたって、DMをしたって、
現状が変わらない事は、多々あります。
そもそもDMは、どんな現状をも受け入れて、
さらに充実した人生を歩むためのものです。
どんな状況でも、生き甲斐を見つけることは、可能ですからね。
現実を受け入れて、奇跡的なことが起こることもあれば、
客観的にはもっと現状が悪くなることさえあります。
人生や自己評価は、客観ではなく主観ですからね。
マンガや映画のような奇跡を前提で生きては、
命がいくつあっても足りません。
この中でも、心も体も整えて、自分らしく生ききることが大事なんであって、
奇跡を望んだり、マンガみたいな世界に恋焦がれることが、
私達がこの人生と命を通して、すべきことではありません。
奇跡や、マンガみたいなことが起こったとしても、起こらなかったとしても、
淡々と進んで行くこと、自分の人生を充実することが、すべきことです。
このための人生です。
目の前のお金や地位、家族や異性も大事ではありますが、
自分の人生を充実させて生きるための時間ですから、
あまりこれ以外の事は考えない方がいい。
考えても、ここに戻されるだけです。
こうした大病をする方の中には、
自分の命を使ってでも、何か成し遂げたいもの
もしくは逃れたいものがある人が、ほとんどです。
中には、会社のため、社員のため、家族のため、
国のため地域のためなどと、されることが多いです。
自分の命を投げ出して、挑んでいる人もいます。
でも、
大病後に奇跡を賭けて挑むよりは、
その取り組んでいる物事が、想像だにしなかった痛快な方法で
達成される奇跡が起こることに挑んだ方が、確率は遥かに高いです。
これに命や人生を賭けた方が、面白いと思います。
何か他の方法があるはずです。
まずすべきことは、就寝前の食事を止めるなど、
大病にならない方法の実践することではないでしょうか。
(つづく)
(感謝)
吉田直樹 拝