前々回に引き続き、今回もひろ新子さんの書籍から、
『ダメなうつ病の先生』について考えてみたいと思います。
うつ病の治療で、あんまり良くないと思われる医師というのは、
『十分に患者の話を聞かない』
『無駄な説明が多い』
『薬漬けになるほどの量を処方する』など、
相手のことをあまり思いやる言動が感じられないことが共通していると思います。
医師からすれば、薬を出して「ハイ、終わり!」っていうのが、一番楽な診察かもしれません。
しかし、心の病気というのは、自分の心の奥に巣食う闇から、
抜け出るきっかけを与えて貰うことが必要だと思います。
残念ながら、闇から抜け出るためには、薬では効果がありません。
薬はあくまで、闇の中で苦しまないで過ごせるようにしてくれるだけで、
完全に脱出することは出来ないのです。
本当に良い医師というのは、闇から抜け出す方法を考えてくれる人だと思います。
薬を大量に出す人というのは、言ってみれば、
精神科医としてのスキルのなさを証明していることになるかもしれません。
本当に良い医師は、決して患者を薬漬けにしたりはしません。
あまりにも薬の量が多く、症状も改善しない場合は、
医師にギモンを持っても良いと思います。
何にせよ、不安を感じる医師には、出来るだけかからないようにしましょう。
無理に通うことで、病状がより悪化する可能性があるので危険です。