海の色が何とも言えない黄土色に変化していく。
新鑑真号は東シナ海から長江に入り、
最初の大きな支流である黄浦江を上って行く。
しばらく黄土色の水面を飽きることもなく眺めていた。
しかしいつまでたっても到着しない。
到着してから知ったことだが、フェリーターミナルは黄浦江の
かなり内陸に入り組んだ部分にあり、東シナ海から長江に
入ってから到着するまでに、実に5時間程度かかるのだ。
長江を上ること3時間、黄浦江に入って2時間。
さあ、いよいよ入港である。
この黄浦江は上海市域を「浦西地区」と「浦東地区」に
分けるのだが、私が訪れた当時、「浦東地区」の大きな建造物
といえば、上海テレビ塔くらいしかなかったように思う。
当時の街並みからは、10年後に超高層ビルの建設ラッシュに沸くこと
になろうとは、とても想像できなかった。
不定期に続きます!
もはや定期的の感を否めませんが…ネタ切れ?(泣)
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