こんにちは、誠心堂薬局船橋北口店の西野です。
まだまだ寒い日が続いておりますが、今日は春の食養生について書いていこうと思います。
春は草木が成長する季節で、人間も活発に動き始める時期です。
「春は肝を傷つけやすい」とも言われ、気の働きが滞って気分の落ち込み、目まい、イライラする症状も出やすい季節でもあります。
漢方の考えでは、五臓のうちの肝が疏泄(そせつ)作用を持ち自律神経の働きの調整するとされています。
菜の花、タラの芽、セリなど春の七草に代表される春の食材の味は苦い味が多いです。
春野菜の苦味は「肝」の疏泄(そせつ)といって気を流す働きを補うと考えられているのです。
春の七草は春の肝の失調を予防するための薬膳であるとも言えます。