銀行が嫌いなら頭取に文句を言うべきでは | 元銀行員が明かす!銀行融資を上手に引き出す究極の方法

銀行が嫌いなら頭取に文句を言うべきでは

私がこのブログで書いていることがすべて正しいなんて思っていません。ただ実際に経験してきたことに基づいて、銀行はこのように考えているはず、ということをお伝えしているわけなんです。


その銀行の思想や行動が気にいらないのであれば、銀行の経営陣に直接文句を言えばいい。私に文句を言っても仕方のないように思うのですが、どうでしょうか。


私も仕事柄、できるだけ中小零細企業、個人事業者の方々に思うように銀行から資金を借りて欲しいと願っています。


だからこそ、このブログをはじめとして、メルマガを発行し続けているわけです。


貸さない銀行が悪いとか、必要な資金だけを銀行が貸してくれないとか・・・

銀行に対するいろんな不満はあるでしょう。


銀行が完璧な組織でないことは勤務していた私も十分承知しています。


そんな銀行に文句をつけるくらいなら、つきあわなきゃいいんじゃないでしょうか。またそのような方向性で資金調達をするとか考えるべきではないでしょうか。


銀行が貸すか貸さないか、あるいはどれだけ貸すかは、究極的には銀行の勝手でしょ。融資判断は、借り手や第三者の私とかではなく、借入申込みを受けた金融機関側にあります。多くの銀行が株式会社なんだから、仕方のない部分はあると思うんですね。


銀行が多めに貸すことが気に入らないという方もいるのでしょうが、実際の中小企業経営者が多めに借入できて、頭にきたから何とかしてくれということを聞いたことがありません。


私が銀行員の頃の話をさせていただくと、むしろ余裕をもって資金繰りができるので多少多めに借入することはありがたいと言っていただいたこともあります。


それから、中小経営者が本当に銀行のいう金額で借りたくないのであれば、断わればいいんじゃないでしょうか。


私は、銀行の言ってきた金額で合意して借りた後になって、ぶつぶつ文句を言うのはどうかと思っています。最初から、きっぱりと言えばいいんじゃないでしょうか。