こんにちは。

新幹線の中から投稿しています。

市議団で、視察に広島へ向かっています。

雪の影響で遅れが出るようですが、安全第一で運転をお願いします。

軽井沢でバスの転落事故が起き、失わなくていい命が奪われました。

18日に重体だった法政大学の学生も亡くなってしまって、死亡は15人。

何ということでしょう…

私の知人の娘さんが昨年暮れに交通事故で亡くなられました。

もしも、ガードレールが設置してあれば防げた事故のようです。

交通安全、言葉は広がりますが、対策はとられているのか?不十分と言わざるを得ない状況です。

話しは変わりますが、

昨日は新宿まで行きました。

新宿駅南口、34年前、毎日通ったところでしたから、懐かしかったです。

そう、私は幡ヶ谷にあった劇団「樹間舎」で芝居に打ち込む演劇少女でした。

新宿で行われた社会福祉事業のあり方セミナーに参加させていただきました。

規制緩和による医療、福祉の産業化の未来を問う!

金沢大学の横山教授のお話しを聞きました。

100年前までは、貧困は個人の責任で処罰の対象でした。

しかし、個人の努力や責任では、いかんともしがたい問題が存在する。

障害、病気…高齢もそう。

そして失業も。

個人で解決できないことを個人の責任とするのは無理。

個人で解決できない問題は、社会の責任で解決する。

貧困の自己責任から社会的責任へ。

社会の責任で貧困を防ぎ、克服する。

施しではなく、権利として生活を保障する。

生存権、生活権、それを担保するのが社会保障です。

今、国は、成長戦略のために社会保障改革として、
市場の持ち込みをして、効率化を図る?

企業の参入を進めて多様なサービス?

ちょっと待ってください!

市場はお金がものを言う世界です。

お金とモノ。

社会保障に持ち込めば、お金と給付(モノ)が結びつき、
例えば、多くの医療を必要とする人が支払い能力の高い人と言う関係になりませんか。

つまり、社会保障、福祉に市場がなじまないと言うことです。

医療、介護、教育など市場原理では、うまくいかないことは、市場とは違う原理で対応しなければならないのです。

負担は、支払い能力に応じて。

給付は必要に応じて。

国や自治体が独自のしくみを作って実施するのが、当たり前である訳です。

そして社会保障は、すべての人に平等に開かれる制度でなくてはなりません。

つまり、例外もなければ保留もないのです。

条件をつけて使えなくすることは、生存権に条件をつけることになり、やってはいけないことです。

そこで思ったのですが、65歳で障害福祉サービスを使えなくして介護保険制度に移行させられることは、違憲ではないでしょうか?

新たに65歳以上で重度障害者になった方は、重度障害者医療費の支給対象から外すことも違憲では?

お話しを伺いながらそんなことを思いました。

お話しの中で、株式会社は株主に利益を配分する。福祉、医療などでは、仲間うちで利益を配分することはやってはならないと。

今、あらゆる福祉分野に株式会社の参入があります。

社会保障を根底から覆す、恐ろしいことだと感じました。

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会場は人がいっぱいで、座るところがないくらいでした。

多くの方にこの問題を考えていただき、市場化ストップの声を大きくあげる必要があると思います。