「なでる」考察 ①農耕民族VS牧畜肉食民族
2009年8月19日
(葉月 立秋 旧暦6月29日 月齢28日 明日は新月)
vol.31
10月掲載予定の撮影に立会った。
caress angelの商品撮影もあったが、caress angelを使ってもらう方の撮影もあった。お母さんは、日本人だが御主人がスペイン人のハーフの赤ちゃんであった。ハーフの赤ちゃんにcaress angelを使ってもらうのは初めてではないか。
【渋谷神泉のスタジオにて 最左:御主人の弟さん 最右:お母さん】
【今日からcaress angel使ってください】
撮影後、お母さんと話をしている中で、日本人とスペイン人との子育ての違いについての話しがでた。余り気にはならないが、「子どもがハイハイをするのを、(御主人が)嫌がりますね。」と仰っていた。
民俗学的に日本と欧米との子育ての違いは、あるのか?
基本的に日本人と欧米人(ここでは2地域での比較のみ)の違いは、稲作農耕民族と牧畜肉食民族の違いからきているのではないか。古来の両者の子育ての違いを述べると多岐にわたるが、ひとつ「しつけ」を取り上げると、
稲作農耕民族(日本)は、あたかも稲を育てるように子どもを育て、神から授かったという「子宝」という考えを持っている。何でも許すという「7歳までは神の子」という考え。7歳までは非常に寛大な子育て。その後は徐々に自由の範囲がせばまる。
牧畜肉食民族(欧米)は、「しつけ」に対して非常に厳しく、成長するにつれ自由度がましていく。これは家畜を厳しくしつける習慣を小さい子どもに適応しているものと考えられている。
子育ての方法というよりは、子どもの誕生をどう受け止めるのかの違いが大きいのではないか。
only motherとしては、日本古来の子育ての方法、考え方のmother(=全てを生み出す根源)からくる「なでる」を実践出来るようにしたいと考えている。
しかし、最近は「しつけ」という名のもとの虐待が増えている。なぜこうなったのか。
ハチドリのようにできることから
つづく