マイナちゃんにだいぶ前、まだパンドラボックスを出て行く前にこんなことを言われたことがあります。
「SEIJIさんのしゃべり方ってオッサンみたいですよね。
タクさんとちょっとしか歳、変わらないんですよね?」
「う・・・ そうだろうか・・・
確かタクくんは俺より2歳下だったと思うが・・・」
と答えたものの、
(あんな音楽少年がそのまま大きくなったような男と比べられたらそりゃみんなオッサンだわ)
と思ったものですがそれと同時に言いはしなかったけれどこんなこと考えてました。
「俺のしゃべり方や立ち居振る舞いにはモデルがあるのだ。
だからこれはわざとであって、そう言われても困るのだが・・・(-_-)」
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「伊藤さんがボスでは絶対にありません。」
3年前、ななえさんからもらったメール
のこの文面に当時の私は思い知らされたのですよね。
確かにその通りだな。私はボスではなかった。
ならばなってやろうではないか。
君達に君臨する専制君主に。
これからすべてのことは私が決める。
そしてそれに従える者だけ置いておく。
優しい先輩、理解あるOBはもう辞めだ。
私は厳しく、冷徹な経営者になるのだ。
と心の底から誓ったのでした。3年前に。
ただこの「君臨する者」や「厳しく冷徹な経営者」というのがよくわからない。
新しく入ってくる学生も含めどのように振る舞えば口に出さずともそう実感させられるか。
塾講師時代、優しく頼りがいのあるお父さんみたいだった柴田先生も
いい加減なところあってもよいアニキみたいだった西川先生も、この場合は参考にならない。
自信と威厳に満ちあふれた、私にとって理想的な上司像・・・。
それで思い当たったのがこの男でした。
無敗の天才検事・御剣怜侍(ミツルギ レイジ)
ゲーム『逆転裁判』の主人公であり弁護士である成歩堂龍一のライバルであり親友です。
2001年にGBA版に登場してから、そのキャラクター、セリフ、信念に心底惚れ込んで
ずーっと意識してマネをしてきたのですが、"社長"になってから完全コピーを目指しています。
御剣がどういう男で、私がどれだけ彼を敬愛しているかは半年前と4年前にブログで書いた
この辺の記事をご一読いただけると幸いです。話の長い私の文のわりには短くまとまってますので。
2010-09-04
「その男、御剣怜侍」 - 誇り高く、信じた道を突き進む男【ネタバレ注意】
2007-06-22
放送部をつくったばかりのまだアオい学生だった4年前と、社長としての自覚とプライドがいくばくか芽生えてきた半年前では同じ御剣のこと書いても少し論調が違っていますが、それぞれの時の私にとっての御剣がどういう存在であったかをあらわす良い文章なのではないかと我ながら思っています。
「ビジネスパーソンにとってロールモデル(見習いたい模範)の設定は重要」
というのはあちこちで見聞きするので今の私は完全に使い分けていて
『経営者』としては常に「御剣怜侍」たらん、と。
『男』としては常に「土方歳三」たらん
、と。
『パーソナリティ』としては常に「西川貴教」たらん
、と。
そう思って日々生きています。
そしてキツい決断をしなければならない時はだいたいこの3人のセリフがアタマから離れなくなります。
御剣怜侍の
「私のとるべき行動を決めるのは、私だ。」
「まわりの者が何を言おうが、自分の進むべき道は、私が決める。」
土方歳三の
「どんな絶望的な状況でも"戦う"と決めたならば、最後まで戦って戦い続けるのだ。」
西川貴教の
「エンタテイナーとは全身全霊をもってファンに喜んでもらうおうとする者の呼称」
私はもしかして間違って理解しているかもしれないけれど、
それでも私はこの3人だけは裏切らないと決めている。
私が尊敬して愛してやまないこの3人をずーっと見つめ続けれていれば、
私は何を失っても『プライド』と『信念』だけは失わない。
『蘇る逆転』の時の御剣のように少し弱気になってしまった時もあるけれど、
それでも法廷に立つ時はいつも自信と威厳に満ちあふれている。
私は常にそういう男でありたいので、今は何事にも後悔はしていないですよ。
というお話でした。
長文におつきあいいただきありがとうございましたm(_ _)m
ちなみにちょこしに借りているレイトンをクリアするまでは・・・と思って我慢していたのですが、
つい買ってしまいました。
この週末だけは、ゲームの中だけでは、
誇り高く自信に満ちあふれた御剣になったつもりで楽しみたいと思います。
それではまた明日!

