放射線治療11回目 HLA型 | 明日もふたりで~がんのオットと心臓病の妻~

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2013年4月に原発不明がんが発覚、2013年9月壮絶な闘いを終え眠りについたオット(享年39歳)と、特発性拡張型心筋症の月子(35歳)
二人三脚の闘病記&その後のお話です。

結局、血小板の輸血になり、

さらに鼻血まででたので、外出や外泊はできませんでした。


しかたないね~。

血小板は今朝も6000しかなかったらしく。


なんか、何度も血小板輸血をやっていると、

効果がなくなることがあるそうですね。


そうなると、HLA型が適応する

血小板でないと効果が得られないそうです。


この型が一致する確率は

兄弟姉妹で4人に一人。

非血縁者で数百人から数万人に一人!!


うわぁぁぁ。

厳しいですねぇ。


血小板はストックできるものではないのです。

(たしか、数日でダメになるんだったと思います)


なので、HLA型適応の血小板が必要な場合は

あらかじめ献血時に登録している方で

型が合う人を探して、

センターからいついつ献血に来てくださいとお願いして

きてもらって手元に届くようです。


オットのHLA型と同じ型を持つ人がいるといいなぁ。

そして、その人たちが指定日に献血できるといいなぁ。


まだ、効果が出ていないと判断するのは早計ですが、

以前より数値の上昇が少なくなってきているので

先生方も懸念されているようです。


明日朝採血をしてみて、

危険のない程度にあがっていれば

外出していいとのことなんですが。


首前面(喉仏付近)の腫瘍が

かなり大きくなっているんです。

目で見てわかるくらいに。

日々、むくむくと。


カニューレを付けられる期限も

かなりせまっているかもしれません。


一度でも、家に帰れるかしら。


家の前の港である恒例の花火大会。

(8月の頭くらい)

マンション住まいなので、

自宅の窓から見れるのです。

それに帰るのを楽しみにしているオット。


正直、月子的には・・・

帰宅どころか、その頃生きていられるかも不安です。


それくらい、オットとの時間は限られてきているのかも、

と、腫瘍を見ていたら思ってしまいます。


急性期病院なのに、

放射線が効かなくなって

治療のすべがなくなっても、

ここで見ますと言ってくれたのは嬉しいけど。


そんなに長くはもたないだろうから、

と暗に言われているのではないかと

裏読みしてしまいます。


毎日9度台まで上がる熱。

増えない血小板。

止まらないがんの自壊。


まだ、痛みが緩和できているので、

本人の意識もしっかりしているし、

歩いたりもできるので

まだまだ実感はないのですが。


これからは、今まで以上に

一日一日を大切にしたいと思います。


月子も仕事(自営業)を実家の親に頼み、

できるだけ一緒にいるつもりです。