子麻呂が奔る 【読書感想】
「斑鳩宮始末記」の続編です。
Amazonのレビューでは続編に拘られていますが
私はこの続きはないと思います。
このまま厩戸は亡くなって子麻呂も斑鳩を離れていく…
と斑鳩王の慟哭にありましたから。
今回も鬼平犯科帳みたいな感じです。
ひたすら事件があって解決していく。
結局黒岩さんの中では子麻呂の扱いは刑事だったのですね。
ただ今回は子麻呂の再婚騒動が軸になっていたので
ちょっとだけ人間臭さがありました。
子供たちも独立しちゃうし~。
やっぱり黒岩さんの時代小説は面白い。