子麻呂が奔る 【読書感想】 | NO ☆☆,NO LIFE

子麻呂が奔る 【読書感想】

子麻呂が奔る (文春文庫)


「斑鳩宮始末記」の続編です。

Amazonのレビューでは続編に拘られていますが

私はこの続きはないと思います。

このまま厩戸は亡くなって子麻呂も斑鳩を離れていく…

と斑鳩王の慟哭にありましたから。


今回も鬼平犯科帳みたいな感じです。

ひたすら事件があって解決していく。

結局黒岩さんの中では子麻呂の扱いは刑事だったのですね。

ただ今回は子麻呂の再婚騒動が軸になっていたので

ちょっとだけ人間臭さがありました。

子供たちも独立しちゃうし~。


やっぱり黒岩さんの時代小説は面白い。