Aqours 1st Love Live!のこと、Aqoursのこと。 | 肯定ログ

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好きなものは好きと言います。肯定ペンギンなので。備忘録。



まさか久しぶりの記事がラブライブ!になるなんて思ってもいませんでした。

Aqours 1stライブがあまりにも感動的で衝撃的で、1週間経った今も余韻が抜けずに他のことが手につかないので、気持ちの整理も兼ねて書き出しておこうと思います。

惚れた欲目だ、補正ガン掛け、全肯定のこじらせ記事にしてやるぜ。

盲目でいいんです、ファンなんだから。


・Aqoursはすごい

語彙力の欠片もありませんが、

「Aqoursはすごい」

これに尽きます。

活動を始めてまだそれほど経歴が長いとは言えないメンバーもいる中、横浜アリーナでのファーストライブを堂々と、メンバー1人ひとりが萎縮すること無く持ち味を出しきって笑顔でやりきった。
これがどれだけすごいことなのか、ただただ賞賛するばかりです。
ライブのあと「これでまだ1stライブなのかよ」と感じるほどでした。

歌やダンスなど全体的にハイレベルではあるものの、まだまだな部分もある。

でも、それがいい。

1stでこれなら、今後はどれだけレベルアップしていくのだろうと、彼女達の進む先を見たくなるものです。



・衣装がすごい

ライブにおいて、大事な要素のひとつであり、彼女達の戦闘装束である衣装。

これがすごかった。

アニメを忠実に再現した青空Jumping Heart、夢で夜空を照らしたい、未熟DREAMERの衣装。

2年生曲の衣装は再現ではないけれど、下に夢で夜空を照らしたいの衣装を着ていて、着脱による早着替えをできるようにしていたのでしょうね。

MIRAI TICKETの衣装も再現とは行かないものの、アレンジがされていてこちらもすごく良い。
白を基調にした衣装は映えますね。

CYaRon!での斉藤朱夏さんとAZALEAでの小宮有紗さんの衣装が特に可愛かったと思いました。

衣装、お金かかってたんだろうなぁ…



・演出がすごい

ステージ上の大きなモニターを使った演出や、センターステージそのものがスクリーンになっていたりと、とにかく演出にも力が入っていると感じました。

アニメ映像やPVがある曲はアニメとキャストが全く同じ動きをしていると「おおっ」と声が出るし、「ときめき分類学」で手の動きに合わせて花が開く演出や「未熟DREAMER」での9色の垂れ幕・そして花火に至っては本物を使うなどの凝り具合。


中でも衝撃的だったのが「想いよひとつになれ」。

この曲が始まるとき、大きなモニターに映し出されたのは伊波杏樹さんの後ろ姿。

見つめる先は、ピアノに向かう逢田梨香子さん。

まさか、弾くのか?とか、生で?とか、色々な気持ちがありました。

それ以上に、他のメンバーや観客のいる広い空間の中で、まるでふたりきりしかいないかのようなカメラワークに鳥肌。

アニメにおける千歌と梨子を見ていたかのようで、すごく印象的です。
これについては後述します。

2日目に披露された「待ってて愛のうた」、こちらは2016年の年末に行われた「みんなでシャンシャン♪」で初お披露目。

ラストのサビでは「シャンシャン♪」の時とは違うフォーメーションと振り付けになっていました。

前回のイベントから2ヶ月でフォーメーションまで変えてくるなんて、本当になんなんだ…好き。



・シンクロ率がすごい

唐突ですが、僕はアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」のストーリーやキャラクターの関係性がとても好きです。

「アニメがしょーもない出来だったら叩きまくるからな」なんて当初は思っていたんですが、まさかこんなに好きになってしまうとは。


このライブのすごいところは、アニメの補完も出来ているところだと思っているんですよ。

それを感じたのが「未熟DREAMER」。

アニメでは、果南と鞠莉がアツいハグの末に和解→千歌・ルビィによるダイヤの勧誘です。

しかしながら、アニメでは果南と鞠莉から、ダイヤに対するケアがなにも描かれていないんですよ。
果南と鞠莉、2人の両方の事情を知りながらすれ違っていく2人を見ることしかできなくて、大好きなスクールアイドルを我慢し続けて2人の帰る場所を守り続けていた2年間、さぞ辛かったでしょうに。

ですが、ライブでの「未熟DREAMER」、小宮有紗さんを中心に鈴木愛奈さんと諏訪ななかさんが抱き合うように寄り添う3年生パートがあるんですよね。

間違いなくあそこには黒澤ダイヤ、松浦果南、小原鞠莉がいた。

ダイヤを中心に寄り添う3年生。
あの瞬間にようやく"答え"を貰った気がします。

加えて、降幡愛さんと小宮有紗さんによる

「親愛なるお姉ちゃん。ようこそ、Aqoursへ」

「ありがとう、ルビィ」

のやり取り。
ダイヤもルビィにたくさん我慢させていましたからね。
ここで「いままでごめんなさい」などの謝罪の言葉ではなく「ありがとう」なのが、姉妹愛なんだなぁと感じました。


そして極めつけは「想いよひとつになれ」。

「ライブはつつがなく進行するもの」

という、概念は誰にでもあったと思います。
ライブ中、演者が歌詞を間違えたり、歌を飛ばしたり、ダンスを間違えたりしたって、そのまま進行していくじゃないですか。
僕の見聞が狭いだけなのかも知れませんが、演奏の途中で中断、なんてケースはそう無いはず。

1日目にノーミスで弾けていれば、なおのこと。
モニタにはアニメ映像が流れているのに、キャストの動きは止まり、何の音もしない。そしてアニメの映像すら止まる。
不気味な空間だったと思います。

ピアノの手が止まり立ち上がってしまった逢田さんに駆け寄る伊波さん、諏訪さん、鈴木さん。
ステージで見守る小林さん、降幡さん、小宮さん、斉藤さん、高槻さん。

結果、メンバーや声援に支えられ逢田さんはピアノを引ききることが出来たのですが、これも本当にすごいの一言。
ソロでの弾き語りならケアもできるでしょうが、曲の伴奏となるといったいどれほど難しいのやら…


僕はピアノが止まってしまったあの瞬間、アニメ ラブライブ!サンシャイン!!1~11話のキャラクターの関係性が一気に脳に浮かんだんですよね。

ピアノを引くことができなくなってしまった梨子、手を差し伸べて背中を押した千歌、梨子を信じて待っていたメンバー、そして再びピアノを引くことができた梨子。

あの一瞬に、ステージ上にラブライブ!サンシャイン!!1話〜11話を凝縮したものが存在してたんですよ。

先日の浦の星女学院生放送で逢田さんが

「梨子ちゃんが降りてきたのかもしれない」

と言っていました。

まさしくその通りだと思った。
梨子だけでなく、間違いなくあそこには高海千歌がいて、Aqoursがいた。
いくら容姿や見た目を近づけようとも、近いだけであってそのものには成れないじゃないですか。

前述したように、僕はアニメ ラブライブ!サンシャイン!!が好きなんですよ。
だからあの瞬間、アニメにおけるキャラの関係性とキャストの関係性のシンクロ率があまりにも高すぎて、そこに二つの世界の「Aqours」がいると思ってしまったんですよね。

ハプニングがあったからこそ、逢田さんの努力の裏側やメンバーの絆を垣間見ることができた。
知りようのなかったAqoursを知ることができた。
結果、奇跡みたいな時間ができた。

アニメに倣ったセットリストだからこじつけと言われたらそれまでですが、「未熟DREAMER」の衣装で「想いよひとつになれ」を歌ったことにも意味があると思っています。

未熟DREAMERの「みんなとなら乗り越えられる」や「みんなとなら無理したくなる」という歌詞が、後に続く「想いよひとつになれ」のことを歌っているとも考えられるんです。

いったいどこまで計算したらこんな歌詞が書けるのか、改めて畑亜貴さんのすごさと怖さを感じました。



・コンテンツの軸がすごい

「知ること」って「好きになること」の第一歩だと思うんです。

少なくとも僕は、どんな経緯があって、どんな人となりかを知れないと好きにはなれないです。

ライブのタイトルである「Step!ZERO to ONE」や、アニメで何度も言葉にされてきた「0から1へ」。

サンシャイン!!プロジェクトの発足からアニメ、この1stライブにかけての軸が、0から1へ、「知らない」から「知ってもらう」ためのものだった、という意味もあったのではないでしょうか。

アニメを見たし曲を聴いてライブも見たけど自分には合わない、という人だってもちろんいるはず。
これに対する答えは

「0を100にするのは無理だと思う。でも、もしかしたら1にすることは出来るかも」

という8話でのセリフ。

そして、ライブ1日目に伊波杏樹さんの口から放たれた

「欲が出てきました。Aqours、もっと知ってもらいたいんです」

という言葉。
すごく素直で人間くさくて、このあたりにコンテンツの強い軸のようなものを感じ、すごく感動したのを覚えています。

好きになってもらえるかどうかは分からないけど、とにかく知ってもらいたい。という気持ち。

伊波杏樹さん、好きすぎかよ…。



・最後に

アニメ ラブライブ!サンシャイン!!が好きです。

どちらかと言えばキャストには全く興味がなかった。

でも、知ってしまった。Aqoursの全部を好きになってしまった。

アニメのストーリーが好きな僕にとって、アニメを倣った展開・アニメを補完する内容となった今回のライブは、これ以上ないくらい満足度のライブでした。
MIRAI TICKETなんてもう、自分がアニメの中にいたような感覚さえありましたから。

それだけのポテンシャルがあるAqoursというグループは、すごい。

大々的に発表された2ndライブツアー、円盤を積むより徳を積んで勝負したいと思います。



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たくさんのときめきを教えてくれた大好きなAZALEA様に出させていただいたフラスタ。

花束をモチーフに、AZALEAの衣装で特徴的な白とブラウンのリボン。
メンバーカラーである緑・赤・黄色の花。

「ときめき分類学」でメンバーカラーの花を使った演出がされた時に、このデザインでお花を贈れてよかったと心の底から思いました。

(制作 andflower様)