謹賀新年。

福岡のスタバでblog。

人も少なく、電源も拝借し、なかなか乙なものである。


下記はメモ程度に。



情報の一元化。

言葉としてはすでに使い古されている。

しかし、実際にこれがどの程度進行しているかというと、なかなか少ないものと思われる。


情報の一元化の意味。

○情報

 管理が一つの場所にあり、ネットワークを通し世界中(ネットがつながれば)どこからでもその情報を引き出せる。

 東京にも福岡にも赤坂という地名がある。

 東京から見れば赤坂は霞ヶ関のすぐ隣にある赤坂だし、福岡から見れば天神のすぐ隣にある赤坂である。

 ただ、全体から見れば別物である。

 物流で赤坂のスタバにコーヒー豆500キロ、とかいったときに、福岡のつもりが東京にいってしまうと最悪。。。

○管理コストの激減。

 運営側としては、これはでかい。

 現在、100社あればたいてい100社がそれぞれサーバー、DBを管理している。

 サーバー管理コストは100倍である。(単純に100倍ではないが。)



理想としては、

◎管理は一元化(場所、物すべて)。ネットワークでどこでも同様に利用可。

となるのだが、ここで問題。


△個人情報の秘密保持

△機密情報漏洩対策(企業ノウハウ、株価に関わるような経営情報等)

といったことにより、データ管理している場所を物理的に遮断したい、という話になるのである。


データのもれる可能性のある場所として、

①データベース直接(サーバー)

②データをやり取りするネットワーク

③データ入力、出力する書くクライアント

のそれぞれを考えると、


①は、サーバー室入退室管理、サーバーを物理的に一部の場所に

集中管理、等することになる。

また、外部契約より、内部社員のほうが、生活を握られていることで

律しやすいため、安心も出来るのだろう。


②はインターネットで全世界接続している、ということは、

何も機密守られていない外部ネットワークに流すことで

データが途中で取得される可能性が出てくる。

そのため会社内からしか企業システムを利用させない会社は多い。

(イントラネットや、VPNでの保護など)。


③はある意味徹底しようがないため、社内教育、社内規約制定、となる。





現在、

セールスフォースのSFAや、

googleのデータ一元管理方法(データはすべてgoogle管理のサーバーにおかれる)等、

理想に近いところを作ってきてはいるが、まだまだERP、SCM分野には波は来ていない。

上記制約によりこれら分野はかなり非効率に出来ていると思われる。

ただ、イノベーションのジレンマにあるように、既存の会社(SAP、ORACLEや、日本の企業向けソフト会社の多く)では

上記を打開するような運用論は出来ないのだろうな、と思っている。

顧客メリットも明確には出せないだろうし。(実際は販売価格を下げれるのだが。)