映画やドラマは、台詞やナレーションがなくても、映像からいろんなヒントやどんな状況なのか分かる。

でも小説は僕ら読み手は書かれていないことは分からない。

映像より目に見える情報量は圧倒的に小説は不利だ。

そのデメリットを逆手に取った作品。


主人公が記憶喪失。

今ある状況を理解出来ない。

自分が自分ではなくなる。

こんな恐怖、決して味わいたくない。

読んでいて少しずつヒントとヒントを繋ぎ合わせいく。

頭の中を整理していきながら読み進める。

なんだか刑事になった気分だ。

愛川さんの作品、近々、別のをまた読もう。

ハマった。