PS Vita: 動作クロックが判明。44MHz~444MHzの可変 | みらいマニアックス !

PS Vita: 動作クロックが判明。44MHz~444MHzの可変

ハッカーがソニーのハンドヘルドについて明らかにし始めており、このハードのパズルについてこれまでよりも多くのピースが嵌ってきた。こうしたピースの一つは、これまでは知られていなかった、このハードの4コアのARM Cortex-A9のクロック速度だ。この4つのコアはうち3つがゲームとアプリに解放されている。

これまでのところ、これは800MHzではないかと推定されてきた。これは同じくARM Cortex-A9をもつiPhone 4sのApple A5 SoCと同じクロックだ。同時期に発売されたiPadはVitaと極めて近いGPU、 ARM Cortex-A9を備え、1GHzのクロックとなっている。

PS Vitaについては、多くの人の予想よりもかなり低かったという結果になった。先月明かになった情報では、VitaのCPUはゲーム実行の際のデフォルトでは333MHzであり、ダイナミック・スケーリングのオプションを使うことで、最低で44MHz、最高で444MHzとすることができる。

この最大クロックはWi-Fiを無効にするゲームでのみ選択できる模様だ。Digital Foundryとのインタビューで、Oddworldの開発者Just Add Waterが、より高速なGPUクロックと引き換えにWi-Fi機能を停止するというもう一つの電源モードの存在を明かにしている。

このクロック上限は理にかなったものだ。携帯ゲーム機において、CPUは長い時間、高い負荷の下で動作することになるため、最大444MHzでのパフォーマンスとバッテリー寿命の両方をベストなバランスにし、もてなくなるほど本体が加熱することが無いように、ソニーはCPUとGPUを調整したのだ。

これはスマートフォンでのシナリオとは全く対照的なものだ。そこではCPUの速度の許す限り最速でタスクを処理する必要がある。その結果2011年において、負荷のある状態での持続的な性能は、多くのOEMにおいて低かった。このことは今日においてもほとんど変わっていない。


NS: bitparade  PS Vita痴 CPU frequency confirmed to run at 333MHz