「4GBのGDDR5ならおしまいだ」とGearboxはソニーに言った
Adam Boyes氏(Publisher Relations VP, SCEA)にとっての一番お気に入りの瞬間は、開発者コミュニティ全体に、メモリが8GBのGDDR5だと発表したときだ。なぜなら、ソニーはもともと4GBのGDDR5しか持っていなかったからだ。
ソニーが4GBから8GBに変更したことについての話だ。Gearboxのオフィスで、社長のRandy Pitchford氏がBoyes氏に言った。「もしメモリが4GBのGDDR5なら、ソニーはおしまいだ(You Are Done)」と。それに続けて部屋にいた30人からが付け加えた。「あなたがたは人の話を聴かないし、メモリが足りた試しがないよ」と。
Boyes氏が言うには、彼はそれを聴いて少々立ち止まってしまったそうだ。
そしてコトを進める前にじっくり考え、「あらゆるカテゴリで最高のコンソールを作ろうとしているのではないのか?」と自問した。なぜなら「通常であれば答えはノー」だったからだ。
そしてBoyes氏は開発者のところに戻り、8GBのRAMを備える可能性について話したところ、「そのコンソールは信じられないものになるだろう」といった反応があった。
Boyes氏はすべてのフィードバックを東京に送り、OKをもらった。そこから先は歴史になっている。
NS: PSLS “If You go With 4GB of GDDR5″ RAM on PS4, “You Are Done,” Randy Pitchford Told Sony
みらい的コメント: PS4関連ではMark Cerny氏が既にヒーローになっているが、その影に多くの人の努力があったことがわかるエピソード。 今回登場したAdam Boyesもその一人。 ソニーのインディー推しのキーマンらしく、そちらではちょくちょく名前が挙がる人物だ。 NeoGAFにもなぜか、「Adam Boyesに感謝するスレ(Adam Boyes Appreciation thread)」があったりする。 |