SOE: MMOでは誰もが誰かのコンテンツ。F2Pは不可欠だ
PlanetSide 2のようなAAAタイトルを初日から無償で提供し、EverQuestのような従来からのタイトルをF2Pモデルに移行させ、Sony Online Entertainment(SOE)はほとんどF2Pの代名詞となっている。
最近でこそこういったことはそれほど珍しいことではないが、Smedley氏と彼のチームがF2Pを受け入れることに決めたときには、それは信仰における大きな飛躍だった。
「時には「ああ神よ、シートベルトを締めて、すべてがうまくいくことを祈ろう!」と言うような決断をしなければなりません。F2Pとはそんな決断だったのです。 今日から振り返ると、F2Pなしでどうやって我々は今まで生き残ってこれたんだ?'と不思議に思っているんのです。小売業者がソフトウェアをコントロールする世界に生きるというのは、ぞっとするほど恐ろしいことでした。
売上の額は明らかにしなかったが、F2Pへ移行して以来、EverQuest 2の新規プレーヤーは300%増加、EverQuestのアイテム売上は125%増加、全体的な登録ユーザ数は350%と爆発的に増加した、とSmedley氏は語っている。最も最近のリリースでは、PlanetSide 2には160万人以上の登録ユーザーがおり、ログイン数は週あたり75万回に上る。
PlanetSide 2のプレイヤーの約10%がアイテムのために課金していると、Smedley氏は述べている。いくつらかの関係者は、課金を行わない90%に焦点を当てる可能性がかもしれないと認めつつ、彼はそれについては心配していない。
「誰もが他のプレイヤーにとってのコンテンツです。これこそが私たちが推し進めている戦略の最も重要な部分なのです。それを実現する簡単な方法はこういったものです。プレイヤーが互いに対話できるようにすることで、私たちはツールを提供します。私たちは競技場を作り上げ、剣闘士に剣を渡しているようなものですね...。虎を調教したり、例えば戦車のような新しい武器をもたらしたりします。私の考えでは、私たちが作るような種類のゲームでのナンバーワン戦略、企業がコンテンツを作ることができる日は終わったのです。なぜなら、私たちはその戦いに勝つことはできないからです。Star Wars [The Old Republic]はそれを証明しました。プレイヤーは、それを買い、それを愛し、それをプレイしました。そして、プレイヤーは立ち去ったのです。
NS: Gamasutra MMO devs will lose the fight against content churn, says SOE's Smedley