最近は、種をまく時期をはずしたりして出来なくなるのが分かっていても、まだ蒔けるのではと信じて蒔いてしまい、結果として芽も出なくて駄目にしてしまうことが多いです。
どうも、絶対にしてはいけないと日ごろから人によく言っていることなのに、自分がしてしまっていることを反省しています。
テレビ番組や女優さんのスケジュールに合わせて苗を定植したりと、人間の勝手な都合で種まきや苗植えの時期を決めていることが多く、失敗の連続です。当たり前ですのことなのですが・・・
しかしそれだけではなく、真面目に農家をしていても近年不作が続いています。
敵地適作というようにその土地にあった作物をその土地に植えるのは勿論ですが、最も大切な種まき時期や苗の定植時期を外しては何を植えても無駄になってしまいます。
長年、培ってきた農家の経験智から学んだ植え時期や定植時期は、必ずしも毎年同じではありません。
これは年々温暖化現象によって変わってきているのです。
でも、それは気温の変化だけではなく、気象条件の異常が種をまく時期や収穫時期を遅らせています。
中途半端な温度ではなく、雨の降らない日数も異常に多く、水が撒けない畑では種が蒔けません。
また、雨が降るときも何日も続いて、翌日晴れたぐらいでは畑に入れないほどです。
そんな悪条件が続いていることが、近年の作柄が最悪の状態な要因の一つなのです。
それは、どんなに自然に作ろうとしても逆らえません。
人間が地球を汚し、汚してきたために起こしている地球全体の浄化作用でしょうから。
大きな意味での浄化作用が終えなければ、まともに作ることもままならないのですね。