勝者と敗者 | はばたけかもめ

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千葉ロッテマリーンズ応援Blog。
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全くタメにはならないマリーンズBlog。

勝者があればそこに敗者もあり。


昨日のPO2ndステージ第2戦はこれまた球史に残る名勝負になりましたね。

劇的なサヨナラ勝ちで優勝を決めたハムさん、おめでとう!

鳥肌ものの勝ち方でしたね!あんな大舞台でサヨナラ勝ちってなかなか

したくても出来ないと思うし、そこまでシナリオを運んでいった野球の神様も

にくい演出と申しましょうか。


その前にひとつの試合として素晴らしい内容のゲームだったと思います。

エース同士の互角の投げあい。

リーグ投手部門4冠の和巳投手と

新人王もしかして確定?のルーキー八木くん。

結果だけ見れば9回まで2塁も踏ませないエースの力投を

打線が援護できなかった・・・・といえばそれまでなのですが

投手としての斉藤投手の力量をまざまざと見せ付けられた

そんな試合だったと思います。

和巳くんはマウンド上で泣き崩れ、ズレさんと鷹カブさんが両脇から抱えてベンチへ下がり

ロッカールームでは嗚咽が響いていたという・・・わかりますよ、そりゃ。

PO1stステージでも松坂くんと互角に投げあい、そのときも

打線の援護及ばずものすごい形相でベンチでグランドを見つめていた和巳くん。

レギュラーシーズンはダントツの成績だったのにもかかわらず

これでポストシーズンは4戦4敗・・・悲運のエースとでも申しましょうか。

それでも彼が球界を代表するピッチャーであることは間違いないし

そのことをはっきりと知らしめた昨日の投球だったと思います。

野球は一人では出来ないもの・・・若鷹軍団にとってはわかりすぎていて

手の届かなかった現実、でした。


レフトのポジションで座り込んで呆然と胴上げを見つめる信彦さん。

今年は去年までとは違いきちんと打つべきところで打ち、

ライオンズ戦、崖っぷちだったチームを救った打撃でお立ち台で男泣き。

これはもしかしたらもしかするかも、の予感の通り

ライオンさんを蹴散らしての北上。

王監督のためにも、そして過去2年リーグ首位でありながら

PO敗退という汚名を返上するためにも必ず突破しなければいけなかったファイターズの壁。

またしても超えられず・・・流す涙もない、という感じで途方にくれていた彼の頭上で

ハムさんファンから大声援と紙テープ・・・この屈辱はきっとずっと忘れないでしょう。

たとえ来年勝ったとしても現役を終えるときに初めて笑って語れる出来事だったに

違いありません。


他にも

ホームベースの上で突っ伏して泣いていた的場くん。

去年は城島くんが怪我をしてその代わりに奮闘してのPOだった。

カモメが勝ち、喜びを爆発させるのをベンチから泣きながら見ていた的場くん。

そんな的場くんの背中を松葉杖の城島くんが「ちゃんと見ておけ」とさすっていたっけ。

2塁ベースカバーに入ったムネリン。トスされたボールをキャッチしたのもつかの間

塁審の「セーフ!」のコールに一瞬虚を衝かれ、その隙にガッツさんが

ヒチョリくんに「走れ!走れ!」と声を送る。セカンドからサード、そしてホームに突っ込んだ

ヒチョリくんが1点を勝ち取りサヨナラとなるのを

ムネリンはどんな思いで見ていたのか。

彼もまた目を赤くして言葉少なに札幌ドームを去っていった。


敗者の誰もが「まさか」と思い

「またしても」と唇をかんだこのプレーオフ。

ホークスの野球は素晴らしかった。劣っていたわけではなかった。

ただこの夜の勝利の女神はファイターズに微笑んだだけで

決して恥じることはないと思う。

今ごろ若鷹軍団のみんなはホームに帰っているころ。

胸を張って堂々と帰ってほしい。そしてまた来年、素晴らしい試合を見せてほしいと思います。


さてハムさん。素晴らしい試合、素晴らしいシーズンだったと思います。

本当におめでとうございます!

PO進出を争うだろうなとは思っていましたがまさかの(失礼)リーグ1位。

そしてPO制覇。これでまごうことなきパ・リーグのナンバーワンになりましたね。

誰にも文句を言わせない。正真正銘の優勝。うらやましいです(笑)。

ファンのみなさんもお疲れ様でした!

それにしてもホームで優勝、胴上げが見られるなんてなんてうらやましい~!!(笑)

来年こそは絶対に・・・マリンで・・・(拳握る)。

北に飛んで3年。大変な苦労もあったと思いますがこんなに早く実を結ぶとは。

球団関係者の方々のご尽力には頭が下がります。

これを「イキオイ」にしないためにも今後も大変だと思いますが

よりよい球団運営を進めていただけるよう陰ながら応援しています。


21日から名古屋で日本シリーズ!

SHINJOくん的には甲子園じゃなくて残念!でしょうがここはひとつ

ドラゴンズとまた名勝負、魅せてください。

これがほんとのラストカード。心置きなく野球を楽しんで

「パ・リーグの時代」を見せつけてきてね!

もちろん目指すは日本一、そしてアジアナンバーワン!!