あずき、生き抜きました。 | ■■ Second Cat Life ■■

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~保護猫のQOLを考える~
セカンド キャット ライフ は、福岡県大牟田市で活動する
個人ボランティアの集まりによる動物福祉チームです♪

※QOL(Quality Of Life = 生活の質)

あずきとの出会いは1年前。。。
最初は逃げ回っていましたが今年に入ってとても馴れてすり寄ってくれるようになりました。
その時の記事がこちらこちら
迷い猫として飼い主さん探しもポスターや地元紙の新聞2社にも載せてもらいましたが見つからず・・・
その後里親さんをポスターを作って探している途中で左耳の癌がわかり、まさかこんなにも早く別れがこようとは思いませんでした。。

SCLのメンバー全員があずきの事を真剣に考えてなるべくあずきをひとりにする時間を極力少なくしたいと考えました。
仕事の合間を縫っては水分補給や体の向きを変えたり経時的にみんなが出来る範囲で夜中も交代しながら0時~2時、2時~4時と仮眠をとりながらも仕事の傍らに付き添ってくれた若いメンバー。
また、体調が悪いのにきついところをあずきに会いに来てくれたメンバー。
仕事や家事の合間にちょくちょくお世話に来て観ててくれたメンバー。
みんなが無理して体を壊さないか心配しながらの看取りでした。
「無理しないで出来る範囲で倒れないようにしないとね」と言うと、「いえ、無理はしてないんです。やはり人も同じですが一生懸命にしたことで自分でも納得のいく看取りが出来るかと」「気が張ってるのもあると思うのですが全然きつくないんです。無理はしていません。仮眠もとってますから」と。

あずきが頑張ってくれるからみんなが頑張れました。
あずきが我慢強く人間大好きでめちゃ性格のいい子だったので獣医さんにもスタッフの方にも褒められました。
朝も晩も会いに行くといつも出迎えてくれて足元にすり寄ってくれて・・・
それはつい1週間前までも続き左に傾きながらよろけてひっくり返りながらも人のそばに来てくれたのです。
沢山の癒しをあずきはもたらしてくれました。

そして今回、SCLのメンバーにもあずきに対する真摯な対応、看取りの意味、一生懸命にあずきのために尽くしてくれる優しさと愛情に感謝してもしきれないほどの尊敬の念でいます。

あずきが教えてくれたこと。
そしてメンバーから学んだこと。
どちらにも心からありがとうの気持ちです。

日付が今日に変わってからもスープを飲んでくれたそうで。
その後メンバー不在の今朝、8時前に行った時に息絶えていたそうで急いで駆け付けたらまだ体幹は温かったのでした。
左側全体が左耳から流れ出る血液交じりの膿で汚れて見るに堪えれず。。。
悪臭を放ち自分の身体が腐敗していくのはどんなにつらかっただろうと。。。

後から駆けつけてくれたメンバーさんできれいにカラダをシャンプーして洗い丁寧に櫛を入れて毛に絡みついた塊を取りました。
元々ふくよかだった体は骨と皮だけになってしまいましたがどうぞあずきを見てやってください。

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最期は苦しむことなく体を横たえて静かな時間が過ぎていきました。

メタカムの鎮静剤の投与でとても穏やかな旅立ちでした。
安楽死も途中で苦しむようであれば考えるつもりでいましたがとても自然な死でありました。
経口的にa/d缶やスープ、水をシリンジで飲み最後まで自力で生きました。
今まで見て来た猫の中で1番穏やかな死を迎えることが出来たことに感謝します。

また、あずきの事を気にかけて下さり応援してくださった読者の皆様も本当にありがとうございました。


記事更新:dairihaha2





  
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