各社とも新卒での採用人数は非常に少なく、多いところでも10名程度、ほとんどの企業は数名から5名程度です。
厳選採用は必ずしも経営状態を反映しているわけではなく、CROへの開発業務委託が進んでいることに起因しています。
(したがってCROは毎年かなりの人数を採用します)
では2013卒採用において、開発職を募集した製薬企業はどれくらいあるのか?
これが今回のテーマです。
開発職 2013卒採用をした製薬企業
【日系 大手~準大手】
武田薬品工業
アステラス製薬
第一三共
エーザイ
田辺三菱製薬
協和発酵キリン
大日本住友製薬
塩野義製薬
<募集なし>
大塚薬品
【外資系】
ファイザー
ノバルティスファーマ
グラクソ・スミスクライン
アストラゼネカ
中外製薬
ヤンセンファーマ
アボット・ジャパン
バイエル薬品
<募集なし>
イーライリリー
MSD
サノフィ・アベンティス
ノボ ノルディスク ファーマ
ブリストルマイヤーズ
ベーリンガーインゲルハイム
など
【日系 中堅】
旭化成ファーマ
味の素製薬
小野薬品
科研製薬
杏林製薬
興和
佐藤製薬
三和化学研究所
JT(医薬部門)
ゼリア新薬
大正製薬
大鵬薬品
帝國製薬
帝人ファーマ
トーアエイヨー
日本化薬
日本臓器製薬
久光製薬
藤本製薬
マルホ
持田製薬
ヤクルト本社
<募集なし>
参天製薬
富山化学工業
日本新薬
扶桑薬品
Meiji Seika ファルマ
などなど
※ 日本製薬工業協会(製薬協)の会員企業一覧より。
データの解釈(例)
あなたは準大手以上の日系企業か、外資系企業に行きたいと仮定します。
上の表から判るように、計16社が採用を行いました。
過去のデータや人事部の方との会話などから、これらの企業の採用人数は多く見積もっても5名ほどです。
つまりのべ80名ほどが採用されます。
これに中堅企業を含めても、のべ150名ほどにしかなりません。
さらに残酷なことに、開発職で内定をもらう人の多くは複数企業の開発職で内定をとります。
ここではその理由は割愛しますが、その傾向が強いのは事実です。
大事なことは、実際に内定をもらえる人はかなり少ないということです。
【まとめと次回予告】
採用人数の観点からも、製薬企業の開発職だけに応募するのはかなりリスキーです。
面接の練習台としてたけでなく、いわゆる"滑り止め"として、他の選択肢を作っておくことが必要なのです。
その"滑り止め"はどこにするか?
これを次回のテーマとします。
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2012卒までは滑り止めが必要無かった?就活戦略の変化