映画『聲の形』 | キムチの備忘録♪

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『君の名は。』と同じ日に観てきました~ビックリマーク

 

もともと原作を読んでいたこともあり、かねてより気になっていた映画。

原作はコミック全7巻↓

 

こちらもなかなか頑張っているようですね~

地元の映画館では公開より5位以内をキープしていますビックリマーク

 

来場者特典がありました。

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大きいポストカードみたいなんやけど。使い道が…ない(笑)

 

 

 

 

物語の始まりは…

小学生のとき主人公(石田将也)の学校に女の子が転校してくる。

彼女(西宮硝子)は聴覚障害を持っていて、

硝子に興味を持った将也は最初はちょっかいを出していたのだが、だんだんエスカレートしてクラス全体的ないじめに発展していく。

結局硝子は転校してしまい、将也は周囲から孤立し逆にいじめられる立場になってしまう。

将也は自分がした事を後悔し、硝子に謝りたいという思いを抱きながら、やがて高校生に。

そして2人は再会を果たす………。

 

 

このお話では最初にいじめや障害といったデリケートな内容を扱っていますが、

メインとなる物語は高校生になった彼ら、将也や硝子、2人の家族や小学生時代の同級生や将也の高校のクラスメート達といったキャラクターを通じて

人と人とが気持ちを伝えあうことの難しさ、分かりあう難しさを描いています。

 

 

 

 

 

 

いろいろ考えさせられる作品でした。

 

小学校時代、硝子が障害のために人と上手くコミュニケーションが取れなくて浮いてしまう様子や、自分が周りに迷惑を掛けていると思っている硝子が「ごめんなさい」を言う癖がついてしまっていたり、ひどいことをされても曖昧に笑うだけで怒らなかったりするのが心が痛みました。

また、主人公将也が周囲から孤立していじめられるようになって、友達と思っていた人間が敵になったり人の顔がまともに見られなくなったり、自殺を考えるようになっていく様子も辛かった。

 

主人公が偉いなと思ったのは、硝子と話す為に手話を覚えた事。

たとえ硝子に謝罪することが自己満足だと言われたとしても、表面的に謝るだけじゃなく、

かつて暴力で感情をぶつけることしかできなかった自分を恥じた上でちゃんと彼女と話がしたいと思った事は立派だと思う。

その真摯な姿が硝子の心を開いたのだと思う。

 

その他にもさまざまな登場人物が出てくるけれど、一人として完璧な人物はいない。

それでもお互いの足りない部分や嫌な部分も受け入れて認め合えるように成長していく姿が描かれている。

 

人生に絶望していた主人公が最後には、他人から目を背けずどんな声もちゃんと聞いて前を見て歩いていこうと思えた事が凄く良かったですキラキラ

 

原作からは省かれている設定とかはありましたが、全体的にうまくまとまっていたと思います。

映画を観て気になった方には原作の方もお勧めいたします^^

 

心にズシンとくる内容ではありますが、色々考えさせられる良い作品でした。

お勧めの映画です(`・ω・´)