第7回投稿は
グラフ用ライブラリ「Nplot」について。
グラフを表示するアプリケーションを作ることになった。
最初は、自分でGraphics g = gcnew...からはじめて
点描いて線引いてってしようとしたけど
グラフ描くのは簡単でも、軸を書くのがすごい面倒。
で、ライブラリを使うことにした!
グラフのライブラリは、有償の物なら
すごく使いやすい.NET仕様の物がたくさんある。
また、GNU系の物も優秀なものがたくさんある。
MATLAB互換のOctaveとかあるからね。
けど散々調べた結果、.NETで無料で一番ラクなのは
コレですな。
- Nplotを使う -
http://www.nplot.com/
のDownload Areaから最新版(nplot-0.9.10.0.zip)をDL → 展開
Visual Studioでフォームを新規作成
ツールボックスを開き、右クリック → アイテムの選択
→ 「.NET Framework コンポーネント」タブ → 参照
→ ①の展開フォルダ\bin\net\2.0\release → NPlot.dllを選択
ツールボックスにPlotSurface2Dが追加される
フォームにPlotSurface2Dを追加
フォームのLoadイベント関数に次のように記述。
ArrayList^ data = gcnew ArrayList();
data->Add(1);
data->Add(5);
data->Add(3);
data->Add(4);
NPlot::LinePlot^ lp = gcnew NPlot::LinePlot(data);
this->plotSurface2D1->Add(lp);
this->plotSurface2D1->Refresh();
関数とかの一覧は
http://nplot.sourceforge.net/sdk-stable/
に載ってて、英語なのが難点だけど
MSDN風でわかりやすい。
プロット画面PlotSurface2D自体がPictureBoxを継承してるから
PictureBoxにできることは全部できるし
グラフの種類は少ないけど、グラフ2つ重ねて描いたり
色や軸の設定も簡単
作成したアプリケーションを配布するときは、Nplot.dllを
一緒に配布するのも忘れずに。
今後、少しずつ使い方を紹介するかもしれません。
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