連続ドラマ(?) 意外な結末 | しゅご神ブログ

連続ドラマ(?) 意外な結末

天空寺家の総力を上げて、もう1人の翔子を探す一行。そんなとき、意外なところから、情報が飛び込んできた。


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翔子「それホント!?鈴香」


鈴香『はい。髪の色は違いましたけど、あれは翔子さんでした』


翔子「多分そいつね。で?場所は?」


鈴香『場所は…』


翔子「うん、わかった。ありがとう」

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彩希「見つかったん?」


翔子「ええ。鈴香からの情報だと、この近くらしい」


莉乃「なら、急ぎましょう」




一方、その現場では…

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黒子「どうしても、こちらの要求には応えられないと?」


翔子「あたしの目的を果たすまで、捕まるわけにはいかないわ」


黒子「目的?それはなんですの?」


翔子「素直に話すわけないじゃない」


黒子「(唯はともかくとして…さっきの攻撃はなんだったんですの?いや、考えても仕方ない)…仕方ありませんの。ならば、実力行使でいかせてもらいますの!!」


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翔子「やれるもんなら!」


黒子「…!」


ガスッ!!



*ここより、本物の翔子のセリフは、ピンク色で表示します。

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翔子「え~っと、確かこの辺のはず…」


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麻衣香「…感じる」


翔子「なにを?」


彩希「この感じ…ブレイズか?」


ベル「ブレイズといえば、お二人が使う力のことですよね?」


莉乃「てことは、この先に、ブレイズ使いがいるってこと?」


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翔子「あっ、誰か飛んでくる」


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ズサァッ!!


彩希「て、あんた、矢車町のジャッジメント!」


黒子「そ、そういうあなたは、大阪の…」


麻衣香「…なんでこんなところに?」

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翔子「…世間話は後だよ。どうやら、ターゲットが自ら出てきたようね」


ベル「あれが…」

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翔子「…まさか、そっちから出向いてくれるとは思わなかったわ」


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翔子「あんたね?別世界のあたしは」


翔子「ふっ、見れば分かるだろ?」


翔子「ごもっとも」


彩希「声も似ている…どっちがしゃべってるかわからん…」

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翔子「なに考えているかは…ま、だいたいわかってるから、聞かないわ」


翔子「そう。なら、話は早いわ!あなたには、消えてもらう!!」


黒子「気をつけて!その人は、見えない攻撃を仕掛けてきますの!」

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翔子「死ね!!」


ベル「ビーム!?」

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彩希「させへん!『Ctrl+X』」

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翔子「消された!?」


彩希「『Ctrl+V』」


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莉乃「何かに当たった!?」


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翔子「へぇ、やるじゃない」


麻衣香「…なにか出た」


翔子「ブリッツガンダム…そいつが、あんたのブレイズか」

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翔子「バレちゃしょうがない。こうなれば、この世界のあたしごと、全員…!」


麻衣香「…反重力ストーム」


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麻衣香「と見せかけ落下」


ドォン!!


一同「はいぃっ!!?」Σ(゚д゚;)


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翔子「ガ、ガンタンクって…」


彩希「しかも、一撃で…」


翔子「バ、バカな!そんな量産型に、ガンダムが負けるはず…」


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麻衣香「…私のガンタンクは、レベル99」


一同「レベル99!?」


麻衣香「…しかも、ポイントはすべて攻撃力に注ぎ込んだ。そのおかげで、攻撃力588(*1)」

(*1:SDガンダムGジェネレーションのシステム。なお、588というのは、3割引のお店で売られているリアルなお値段)


翔子「強っ!!」Σ(゚д゚;)


莉乃「それ、強いの?」


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翔子「そんなデタラメな…!」


彩希「…今や!確保!」


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ガシッ!!


翔子「ちょっ!放して!!」

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翔子「ナイスサッキー!てか、あたしなにもやっていないのは気のせい?」


麻衣香「…気のせい」


翔子「くっ!このっ…!」


翔子「観念なさい」


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翔子「……殺しなさいよ」


翔子「はっ?」


翔子「さっさと殺して!どうせ、あたしにはもう、生きる価値なんて…」


翔子「…サッキー、放してあげて」


彩希「へ?ええけど」

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バシッ!!


翔子「っ!!」


ベル「お嬢様!?」


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翔子「さっさと殺せ?あんた何言ってる?」


翔子「だって…」

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翔子「…なにがあったかは聞かないけど、殺してくれなんて二度と言うんじゃないわよ?神が許しても、あたしが許さない」


翔子「あたしに…生き恥を晒せというのか!?」


翔子「そうとは言わない。けどね、ちゃんと生を受けて生まれてきたんだから、ちゃんと生きなさい。恵まれていても、そうじゃなくても」


翔子「…母さんと同じことを言うんだな。あなたを見ていると、死んだ母さんが重なって見える」


翔子「…そぅ」


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莉乃「なんか、うまいこと話がまとまりそうだね」


彩希「せやな」


麻衣香「…一件落着」


ベル「…いいえ!まだです!!」

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一同「!!」


翔子「ちょっ!」



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ズバッ!!


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ベル「お嬢様!!」


彩希「翔子!!」


莉乃「しっかりして!」


麻衣香「…心臓を一突き」


彩希「んなことはええって!!」


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翔子「なんで…勝手に…」


ブリッツ「こんなこともあろうかと、自動回路を搭載しておいて正解だった」


彩希「しゃべった!?」


翔子「自動回路!?そんなもの、いつの間に…!」

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ブリッツ「当然、お前が失敗した場合だ。だが、これでいいだろ?この世界のお前は死んだ。お前は、この世界の天空寺翔子として生きていける。悪くないだろ?」


翔子「けど…」


ブリッツ「なんだ?お前の最初の目的はそうだっただろ?」


翔子「でも…!」


ブリッツ「情が移ったか?これはお前のためでもあるのだぞ?」


??「なるほど。今回の黒幕はあんたね」


ブリッツ「誰だ!?」

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翔子「あたし以外に誰がいるっていうの?」


彩希「翔子!!」


ベル「お嬢様!!」


ブリッツ「何故だ!?お前は、たったいま殺したはず!」


翔子「ああ、そこで倒れているの、あたしの分身だから」


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莉乃「消えた!」


翔子「いつの間に…」

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翔子「さぁて、黒幕が発覚したところで…ねぇ、あいつ倒してもいいよね?答えは」


翔子「聞かないけど。でしょ?」


翔子「あら、わかっているじゃない」


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ブリッツ「貴様…ただのお嬢じゃないな!?何者だ!?」


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翔子「やっぱり、このセリフは悪党に言ってこそ価値があるってもんね!あたしは、通りすがりのヴァルキュリアよ!覚えておきなさい!!」


翔子「通りすがりのヴァルキュリア…」


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翔子「やるわよ!サッキー!莉乃姉!マイちゃん!」


彩希「ああ!」


莉乃「仕方ないわね」


麻衣香「…目標を駆逐する」


翔子「ヴァルキュリア・チェィンジ!!」


チェンジカード!ヴァルキュリア!!

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翔子「世界を翔る戦乙女!ヴァルキュリアセイバー!!」


ブリッツ「って、変身するのはお前だけか!!」


翔子「そうだけど?文句ある?」

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彩希「行くで!マイちゃん!」


麻衣香「…了解」


ブリッツ「何度も同じ手は!」


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翔子「莉乃姉!」


莉乃「了解!!ボェ~!!


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ブリッツ「うるさ…!」


ガシッ!バキッ!


ベル「あれ?うるさくない」


莉乃「このビートモジュールは、直線状の狙った獲物に音波を飛ばすように改造してあるのよ」

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翔子「トドメはあたしが決める」


ファイナルドライブ!ヴァルキュリア!!


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翔子「覚悟しなさい!!」


ブリッツ「ま、待て!この話は、「意外な結末」のはず!このままでは、普通に…」


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翔子「黙らっしゃい!!ホーリー・ジャッジメント!!」



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ブリッツ「んな、アホな…!」


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ボォーン!!


翔子「これにて、一件落着」



~天空寺家~
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ベルS「お嬢様!」


翔子「ベル…」


ベルS「ご無事でなによりです」


黒子『同じ人が、2人も…」


翔子「ベル、ごめん…」


ベルS「いいんです。こうして、お嬢様がご無事であれば…」

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翔子「ベルはどの世界でも、主想いの人だね」


ベル「そうですね」

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翔子「…ごめんなさい。あなたたちには、迷惑をかけた」


彩希「気にすることないって」


莉乃「そうそう。終わりよければすべてよし」


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ベルS「お嬢様、1つ問題が」


翔子「なに?」


ベルS「私たち、どうやって帰りましょうか?」


翔子「…あっ」


翔子「なになに?まさか帰る方法がないって言うの?」


翔子「そりゃ…ここに居座るつもりだったから…」


翔子「あのねぇ…」


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??「そんなことだろうと思ったわよ」


翔子「ミコノ!」


黒子「お姉様!?」


翔子「ん?ミコノ?美琴じゃなくて?」

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翔子「ミコノ、その…」


ミコノ「わかってる。話は後で聞いてあげるから。お父さんも心配していたよ」


翔子「…ごめん」


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翔子「とこであんた、どうしてこっちの世界に来たわけ?そもそも理由はなに?」


翔子「…家出」


翔子「家出ぇっ!?」Σ(゚д゚;)


ミコノ「えっと、あなたが、この世界の翔子だね?このお嬢がとんだご迷惑をおかけしました」


翔子「…いや、別にいいんだけどさ。家出して、あたしに成りすまして、こっちの世界に居座ろうとしたなんて…」


翔子「…ごめん」


翔子「まあいいや。えっと、ミコノだっけ?そっちのあたしをこれからもよろしくね」


ミコノ「もちろんよ」


翔子「それじゃ…世話になった。また、会えるかな?」


翔子「できれば、自分のそっくりさんをずっと眺めたくはないわ」


翔子「ふふっ、同感」


翔子「おいおい…」( ̄_ ̄ i)




こうして、突然起きた事件は、こんな形で、幕を閉じたのであった。


ちなみに、冒頭で気絶していた唯は、このあと、黒子がちゃんと持ち帰ったそうだ。(笑)




数日後―――

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翔子「というのが、今回の事件」


鈴香「そんなことがあったんですか」


翔子「鈴香の情報提供には感謝しているわ」


鈴香「いえ、そんな」

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鈴香「けど、違う世界の自分ですか…どんな人なのか、ちょっと気になりますね」


翔子「ま、いい人もいれば、悪い人もいるってことよ。あいつ、元気にやってるかな…(そういえば、あのブリッツガンダムに、誰が自動回路なんて搭載したのかしら?ま、別にいいか)」




END



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ベル「お嬢様!大変です!」


翔子「なに?」


ベル「お嬢様のお菓子がまた消えました!!」


翔子「あんですって~~~~!!?」

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影山「ん~これうんめぇ~!仕事の後の菓子は最高だな」

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影山「…って、お嬢?」


翔子「影山…あんたなにやってんのよ。それに…それ、あたしの」


影山「えっ?これ、お嬢の…って、ちょっと待ってください!なんですか!?その殺意の目は!」

翔子「いっぺんくたばれぇっ!!!」ヾ(。`Д´。)ノ


影山「ぎゃあああああああああああああっ!!!」Σ(゚д゚;)




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