スノードロップ(Snowdrop、
和名:マツユキソウ)花盛りのわが前庭。
 
 
「他の花の芽も色々と出てきているし
やはり地面に茶色以外の色があると
心が明るくなって来るよな」
 
足取り軽い私の隣でわが夫(英国人)も
「春いよいよ近し、という
気持ちになりますよね。
特に今日なんか日が射していると
もう春が来たんじゃないかと
思わず錯覚してしまうような暖かさ
(気温:8度)ですしね」
 
「でも春はまだ先だよな?」
 
「そうですね、春はまだ来ていません」
 
「庭の花が白一色のうちは
まだ春じゃないんだよな、
ラッパスイセンの黄色とか
クロッカスの紫とかが
春の証なんだよな、確か」
 
「その通りです。今はまだ2月、
この時期にスイセンが咲いて
庭に黄色い色が加わったら
それはもう地球温暖化極まれり、
という話になってしまいます」
 
「・・・夫よ、お言葉だが
なんかここに黄色い花があるぞ」
 
 
「・・・まあこれはスイセンではないので
カウント外ということにしませんか」
 
そうしましょう。
 
しかしこの花、
なんていう名前の子なのかしら。
 
記憶をたどると去年もこの時期に
ひっそり花を
つけていたような気もするのですが。
 
「春の花はスイセンかクロッカスだものな。
あれは3月4月に花を咲かせる子達だし」
 
「・・・妻ちゃん、お言葉恐縮ですが
ちょっとあそこを見てください。
あの花、もしかして
クロッカスじゃありませんか」
 
 
「・・・クロッカスだな、これはどうも」
 
地球温暖化の魔手がとうとうわが前庭にも・・・!
 
「これは君が植えたクロッカスですか?
去年の秋に球根をいくつか買っていたでしょ?」
 
「あの球根は全部鉢植えにしたんだよ。
だからこのクロッカスは
この家の前の持ち主さんが植えて行った名残だ」
 
「・・・庭のこっちのほうにまで
クロッカスが植わっていましたっけ?」
 
「土壌が合うってこういうことなのか、
スイセンとクロッカスは年々
数を増やしている印象だぞ。
見ろ、こっちでももう花をつけている」
 
 
根が吝嗇な私に言わせると
花が勝手に増えてくれるなんて
それはとってもお得な事態。
 
これからも春の花諸氏には
ぐんぐんと領地を
広げていってほしい所存であります。
 
 
春が近づいてきている
実感がある今日この頃
 
ああ、そろそろ
芝刈り機の準備もしなくちゃ
 
そしてその次には
雑草との闘いが待っている・・・!
 
園芸とは永久機関ナリ
 
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