孔雀明王
正しく心を巡らせ想像するということは、あなたの身体が健やかに正しくなければなりません。
足りすぎてもいけないし、少なすぎてもいけません。
もしあなたが、他のものと心を通わせ、他者と己にとって善き結果へ導きたいと望むならば、
まず、あなたの身体のリズムを掴みなさい。
あなたの身体が、最も軽やかに楽になる、「正しい」状態を探すのです。
頭がすっきりと冴え、筋肉は伸びやかに動き、血の流れが心地良く巡り、視界が開ける…
そのような状態になるのは、どのような時ですか？
何をした時ですか？
何を食べた時ですか？
どのような服装の時ですか？
体重はどのくらいですか？
あなたなりの基本を見つけましょう。
そこに合わせて、睡眠時間、いただく栄養の量、嗜好品などのバランスを取ってゆくのです。
己を正しく視られる者は、他のものを正しく視られます。
己の望みを正しく叶えられる者は、他者の望みを正しく叶えられます。
徒に、己や他のものを傷つけたり、本意とは違う事柄を願うことも無くなります。
心がしっかりと己の中心に定まります。
さて。心が身体の中心に定まったなら、どうなるでしょう？
信念と、自信が出てくるのです。
それは優しさに裏打ちされた自信であり、正しさです。
己の意見を他者に強要することもなく、
独善を貫くこともなく、
他者の考えを受け入れながら、己の信念を貫くことができるのです。
それこそが、最も大切な想像力。
現の世界を生きるために、想像の力を広げたいと願うならば。
人よ、まずはあなたの肉体の健康を測りなさい。
そうしてこそあなたは、
自らの善意を、真に相手のために、相手が心から望んでいる形で差し出すことができるのです。
御真言：オン マユラ キランディ ソワカ