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ラエリアン・ムーブメント未来を恐れない人々へ :
http://www.rael.org
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弥勒菩薩・ラエルのコメント:
標的殺害計画は、アメリカ合衆国法と国際法の両方に違反しています。


RAEL'S COMMENT: The targeted killing program violates both
U.S. law and international law.
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■. 合衆国のドローン兵器によるアメリカ人アルアウラキの殺害
が、法律的、道徳的論議を引き起こす


U.S. drone killing ofAmerican al-Awlaki prompts legal, moral debate 
 (ラエルサイエンス英語版10月2日配信分) Source:

http://www.cnn.com/2011/09/30/politics/targeting-us-citizens/index.html?hpt=hp_t1

アメリカ生まれ、アメリカ育ちのイスラム教聖職者でアルカイダの
重要人物であるアンワール・アルアウラキは、アメリカのドロー
ン兵器(ミサイル装着の無人飛行機)によって殺害されました。
この事件は、アメリカ政府による市民の計画殺人についての、法
律・道徳的論争を活気づけています。

アルアウラキともう1人のアメリカ人サミール・カーンの殺害は、
たとえアメリカ人であってもテロリストを殺すことを公認するア
メリカの政策の、荒涼とした実例を示しました。

金曜の朝、CIAによって伝えられた政府情報は、イエメンで車
に乗った2人のアメリカ人をアメリカ軍はミサイルで攻撃し殺し
たことを確証しました。

オバマ大統領は、アルカイダに対する”大きな一撃”と賞賛しま
したが、市民の自由論者らは、市民を殺すという政府の決定を非
難しました。

「標的殺害計画は、アメリカ合衆国法と国際法に違反しています。」
と米市民的自由連盟の法律顧問代表、ジャミール・ジャファーは
声明の中で述べました。「今日見たように、これは、戦場から遠
く離れた場所のアメリカ市民を、裁判なしで政府が処刑できると
いう計画です。この計画は、市民だけでなく裁判所に対しても秘
密にされている規範と証拠を基盤としています。」

共和党大統領候補のロン・ポールは、アルアウラキを”暗殺した”
オバマを公然と非難しました。そのアメリカ人イスラム聖職者は
アメリカの裁判所で裁判にかけられるべきだった、と彼は述べて
います。

「もしアメリカの人々が、大統領が悪いと思った人を暗殺すると
いう行為を、不用意に盲目的に受け入れたら、これは嘆かわしい
ことだと思います。」とロン・ポールはリポーターらに語りまし
た。

「アルアウラキはアメリカで生まれました。彼はアメリカ市民で
す。彼は何かの犯罪で裁判になったり、告訴されたりしたことは
一度もありません。告訴なしでアメリカ市民を暗殺し始めること、
私たちはこのことをとても真剣に考えるべきです。」

しかし、ニューヨークの共和党員で下院国土安全保障委員会の代
表者、ピーター・キングは、致死的な攻撃は合法であると述べて
います。「それは全く合法でした。もしある市民が国に対して武
器を取ったら、国の敵になります。大統領は完全に権限内の行動
を取りました。私は大統領を全面的に支持します。」

アメリカ政府は、アルアウラキはテロ活動を引き起こしたと信じ
ています。その内容は、テキサスのフッド駐屯地に向け銃撃した
こと、12月25日にデトロイト行きの旅客機を撃ち落そうとし
たことなどです。

英語と科学技術に長けていたため、アルアウラキは新メンバーを
育成するトップテロリストになりました。彼はアラビア半島にお
けるアルカイダの著名人物と見なされていました。

エド・フセイン:アメリカ政府は、アルアウラキを殺すべきでは
なかった。

アルアウラキは、イエメンの首都サアナの東にある町、カシェフ
から8キロ離れた場所で暗殺されました。殺されたもう1人のパ
キスタン系アメリカ人はアルカイダのコンピューター・プログラ
ミングの専門家で、オンライン雑誌インスパイアを作っていたと
政府当局は述べています。

論争はドローン兵器による暗殺の前に起こっていました。

アルアウラキの父は、オバマと元国防長官ロバート・ゲイツ、C
IA長官レオン・パネッタを、彼らが息子を殺すのを防ぐために
訴えていました。しかし、2010年12月、連邦裁判官はこの”
独創的で、並はずれた”訴訟を却下し、アメリカ政府は合法的に
裁判なしで外国にいるアメリカ市民を標的殺害できるのか、とい
う問題を置き去りにしました。

連邦地方裁判所のジョン・ベイツは、手続き上の事柄を理由にこ
の裁判を却下しました。彼はナセル・アルアウラキは訴える資格
がないと述べ、その上、政府はとにかくこの訴訟から免れられる
と述べました。

昨年、米情報機関長官のデニス・ブレアーは議会において、政府
は外国のアメリカ市民を殺す権利があると述べました。「諜報界
において、私たちはテロリストに直接的行動を取ります。その行
為の中にはアメリカ人を殺すことも含まれますが、私たちはそう
する特別な許可を得ています。」

CNNの法律分析家ジェフレイ・トービンは、アメリカ軍に標的
にされているテロリストらは、アメリカの裁判所に、殺害リスト
に載っていることに異議を申し立てる実際的な方法がないと述べ、
ジレンマはその点を中心に回っていると述べています。

「オバマ政権は、アルアウラキを殺したり捕獲したりする命令は
議会によって認可されていると述べています。この殺人が合法か
どうかの論争の一番重要な点は、テロリストらの件は一度も裁判
になったことがないということです。おかしな法律設定のおかげ
で、裁判官はだれも今までそういったことに判断を下したことが
ないのです。オサマ・ビン・ラディンやアルアウラキは、アメリ
カの法廷に立つチャンスが本当にありませんでした。」

アルアウラキの父親の異議は裁判所に却下されました。なぜなら、
殺害リストに載っていたのは彼の息子であり、父親ではないから
です。そのため、父親は告訴する資格がないというのです。「こ
れらの人々が実際、どうやってアメリカの法廷に入る権利が持て
るのか、想像がつきません。」とトービンは語ります。

ノートルダム大学の国際法の専門家、メリー・エレン・オコーネ
ルは、本当の問題はこの人物はどこにいたのかということですと
語ります。「アルアウラキは逮捕されるべきでした。戦場ではな
い場所で警告なしに人々を殺してはいけないことは基本的な法律
であり、基本的な道徳です。国際法は戦場かそうでないかをとて
もはっきりさせます。」

アルアウラキは戦場という状況にはいかなったとオコーネルは述
べています。「標的殺害はブッシュ政権時に始まりました。オバ
マ政権はそれをさらに推進しました。オバマ政権は戦場から離れ
た場所で、ブッシュ政権時よりさらにもっと多くの殺害を行って
います。」と彼女は述べています。

しかし、現国防長官のパネッタは、全く遺憾の意を示していませ
ん。「この人物は明らかにテロリストであり、一市民ですが、も
しあなたがテロリストなら、あなたはテロリストなのです。それ
は、アメリカを攻撃する恐れがある人物を私たちは追跡すること
ができるということを意味します。テロリストを追跡する権限と
可能性があることは、疑問の余地がありません。」

アルアウラキはニューメキシコ、ラスクルセスに生まれで、7才
までアメリカにいました。その後、家族はイエメンに帰りました
が、彼は1991年、アメリカの大学入学のため戻り、2002
年までいました。911委員会の報告によると、彼はカリフォル
ニアでイマーム(イスラムの僧)として、911のハイジャッカー
になった3人に教えを説き、影響を与えたとのことです。