９月になって気合を入れたつもりが、週中はまったく更新できず失礼。勤務ローテの妙で、とりわけ忙しいわけでもないのに、なかなか競馬に集中できないときがある。今週がまさにそんな週だった。
さて、競馬。今週から中山・阪神が開幕し、一気に秋競馬の気配が押し寄せてきた。今後のGⅠへとつながっていく重賞路線は興味深いが、それ以上に続々とデビューしてくる有力２歳馬たちに心を躍らせる。
土曜の注目は阪神５Rのアンチュラス。２年前に兄ダノンアンチョのPOになったときから“私の血統”にしようとした母系だが、昨年の姉イングリッドが美浦の加藤征厩舎所属になったことから１年で手放し、今年は指名すらする前に２位でみんなが争奪戦を繰りひろげた。そんな因縁の３番子は、はたしてどんな馬なのか。フッキーとの共通の見解は「中距離の先行タイプで１４００は短そう。父がディープに替わったことでどれだけ瞬発力が引き出されるか」だった。
パドックの印象は、トモの大きさや踏み込みの強さは目に付くが、まだ前が幼くてアンバランスな感じ。その予感は、やはりというべきか、レースに行っての切れ味不足につながった。結果は、道中４、５番手から直線で伸びを欠いての３着。アタマで買うことを嫌い、タガノミュルザンヌ（１着）との３連複流しで勝負した身としては、よくぞ３着に残ってくれたというところか。おかげで３連複３２２０円の好配当が転がり込んだ。
実は本日は新馬戦が絶好調。阪神５Rのほか、札幌５R３連複４１２０円、阪神４R３連単２２５０円、中山５R３連単３５１０円３連複１１００円と、３場の４鞍がすべて当たってしまった。いい気になってその後も遊びすぎたので大幅プラスとはいかないが、アンチュラスをきっかけに楽しい土曜競馬になった。
【朝日CC】
◎④ミッキードリーム
〇⑨レディアルバローザ
▲②アドマイヤメジャー
△①③⑦
３連単◎〇▲BOX６点
３連単◎⇔〇⇒△６点 計１２点
かつて私がPOだった馬にスプリングコートという馬がいた。サクラバクシンオーの妹という良血で、父がトニービンに替わったことで中距離戦線で活躍し、牝馬ながら大阪杯で５着に健闘した。そのスプリングコートが繁殖入りし、サンデーサイレンスと配合されて生まれた初子がフローリッドコート。そう、ミッキードリームの母親である。ノーザンテースト系バクシンオーの母系にトニービン、サンデー、そしてキンカメとNO1種牡馬を掛け合わせた配合は、いわば現代日本競馬の究極ともいえる血統。「ミッキー」だけでなくオールジャパンを集結した「ドリーム」ホースだけに、そろそろ重賞タイトルがほしい。