二度目の別れ | 博多弁しゃべる人

二度目の別れ

大学を卒業して、塾の先生になった。
今日は生徒と会う最後の日。

寄せ書きを作ってくれたクラス、
ネクタイをくれたクラス、
万年筆をくれた男の子たち、
写真をくれた女の子。

本当にありがとう。

インターンの時にも経験したけど、
別れはつらいね。

でも、別れがあるってことは、
かならずその分いい出会いがあるってことやけん
お互い前を向いて進もう。

そして、みんなが頑張るお手伝いをできたことに
すごく感謝しています。

誰しもに無限の可能性があって、
ぼくは、それを信じてこの2年間、働いてきた。
受け入れる心は忘れずに過ごしてきたつもり。

みんなもそれを信じているからこそ、
そこまで頑張れたってことやんね。

自分で自分の可能性を限定したらいかん。
その時点で、そこまでの成長になってしまう。

大きな仕事をして、
世界を変えて、
世の中に対してすごい影響力を持つことは素晴らしいと思う。

でも、生徒たちの声を聴き、
寄せ書きをもらう中で、
少しは彼らの生きる上での”何か”に貢献できたと思うと、
ものすごくうれしい。

多くの人ではないかもしれんけど、
そうやって、一歩踏み出す、
踏み出したあとのお手伝いをし続けたいって役目は
全うできたかもね。

塾の先生と生徒という関係ではなく、
人と人として繋がっていけるみんなに会えたことを
すごくうれしく思います。

本当にありがとう。

感動して涙を流せる仕事やけん
自分が働く意味があるんよね。

これからもそういう仕事をつくっていこう

そう思えた1日でした。