こんにちは。

総合文化政策学部4年の高橋祐司です。

総文が初めて1年から4年まで揃うということで、学生主体でこういうイベントが催されるのは、とてもいいことだと思います。総文生にとって「自分から動く」ことが一番大切なことだと思うからです。

他の人も言っていましたが、良くも悪くも、今後総文がどうなっていくかを大きく左右するのは、学部がまだぼんやりしている僕ら世代の動き次第なのかもしれません。

さて、「あなたにとって総文とはなにか?」ということについて語ってくれとのことですが、とても難しい質問だなーと思いました。

就職活動中、総文について答えてる学生がいたら、その答えは人によって本当に大きく異なっていたと思います。

そういうことから考えても、総文は、「振れ幅」がとても大きい学部だといえるかもしれません。

人によって感じ方、捉え方が大きく異なるという意味です。

僕が間違いなく言えるのは、総文に入ってよかったとおもいっきり思ってることです。

それはこの学部に入らなければ、知るきっかけのなかったものや人を知ることができたから。自分の見るべき、見たい世界がうんと広がりました。

他の学部、他の大学に行ったことがないのでわかりませんが、「文化」という言葉の定義も解釈もすっごく曖昧で幅のある言葉である分、総文にはいろんなジャンルの、いろんな切り口での文化について学ぶための「きっかけ」が用意されているように思います。あくまできっかけです。そこから深く掘るのは自分です。

総文の強みの一つは、そんなふうにジャンルを問わない人が教えにきてくれるということでしょう。

わかりませんが、こんなに外部の、現場で働いてる人が授業をしてくれるのは珍しいんじゃないでしょうか。

僕は、総文のコンセプト、切り口は、かなり時代にフィットしているというか、これから目線で素晴らしいと思います。こういう切り口で学部を一つつくるというのは、とてもチャレンジングだと思うし、でもこれから先こういう視点(総文のような視点)は必ず必要になってくると、四年目にしてさらに強く思いました。先生方に感謝です。

自戒をこめて、そんななかで気をつけないといけないのは、「井の中の蛙」にならないようにすることだと思っています。ネームバリューのある人、物、団体が関係しているという場面がとても多いでしょう。そこで、すでに「自分たちが一番すごい」「自分たちが一番すごいことをしている」と勘違いしてしまうことほど怖いことはありません。

世の中にはすごい学生がたくさんいます。それを、僕はコンペやビジコンに参加することで体感しました。総文生は内輪で盛り上がって自分たちを称えあう空気が少しあるような気がして、それは良くないなと思います。

だからもっともっと外を見て、まだまだ井の中の蛙だと、あらゆるジャンルで体感することができたら、そんな風にあらゆるジャンルで戦っていけるのが総文ですから、まさに、自分たち次第の、「次第」の幅が広い(上にも下にも)学部だと思います。

そしてこれからは、学生だからといって学生レベルのものでいいという時代が終わっていきます。大人と対等に見られるようになっていきます。そのなかで、総文にはもっともっと結果が求められていくでしょう。

与えられている環境が恵まれている分、成果も責任も求められる。そのことをもっと自覚しながら残りの学生生活を過ごしていきたいと最近は特に強く思っています。

総文の広いスタンスが、裏目に出るか、功を奏すかは、一人一人に関わっているのだ思います。そして一人一人に総文のこれからがかかってる。

別に総文のためになんか頑張んなくていいんですが、せっかくあるものはフルに使って自分の成長につなげていくべきです。自分のために、フルで総文を利用する。それでいいはずです。それが結果的に総文のこれからにつながっていくのです。

「総合文化政策学部、それはどんな学部ですか?」
「総合文化政策学部、そこであなたはなにをしてきたのですか?」

この2つの質問に、きちんと自分の言葉で答えられるようになってから卒業したいものです。

やべっ!自分で書いてて焦ってきたーまだ何もしてない!それでは!