2月9日 イラン大統領選に前大統領が出馬表明

(1997年~2005年任期)前大統領モハンマド・ハタミ  が、

2月8日に、今年6月12日に行われる大統領選挙に出馬を表明した。

現大統領マフムード・アフマディーネジャード氏の当選を阻む

強力な対抗馬となりそうだ。強硬派 対 穏健派の選挙戦だ。


ハタミ氏は人気が高いが、ハタミ氏の大統領任期中にはイランの

保守派に阻まれることが多かった。


現大統領アフマディーネジャードは核開発を進めている。
アメリカに対しては毅然としているが、経済は破綻寸前だ。

そのため穏健派で報道の自由、女性の権利を認めるハタミ氏に、

再びチャンスをと考えている有権者も多い。

若者達は、誰が大統領になっても同じだと興味を持っておらず

選挙に行かない有権者も多い。


ハタミ氏は、すでに農村部などをまわるなどして低所得者層からの

支持を取りつけており、今、選挙をすればハタミ氏が勝利するのでは

ないかと言われている。


イランの大統領は首長にすぎず、その上には最高指導者がおり、

アリー・ハメネイ師がイラン最高の元首としての権力を持っている。

最高指導者は、イラン聖職者86名で構成される専門家会議から選出される。

ハメネイ師はイラン3代目大統領の経験がある。



明日、2月10日(火)はイスラエル総選挙が行われる予定。