12月16日(日)
高知市はりまや町の居酒屋で
「あんま友の会」の「忘年会」に参加させてもらった。
全盲の方、弱視の方約15名。
「友の会」の人たちとは
今年10月、11月と 「リラクゼーションの勉強をしたい」と講師の依頼を受けて
おつきあいが始まった。
10月の講習の初日に
モデルになってくれた元・盲学校教員のyouji先生(全盲)が
「ではオイルマッサージを始めます」と始まりの挨拶をされたので、
「すみません、オイルは使わないのです」と言うと
「老いるマッサージです~~」と
おじさんギャグ連発で、場を和ませてくれた。
忘年会もそんな雰囲気で楽しかったけれど
いつも息子さん(全盲・47歳)の付き添いで参加されているお母さんが
「この子と一緒に線路に飛び込んで死のうとしたことが何度もある。
でもそんな時にかぎって、この子が乳母車の中でニコッと笑うので
死ねなかった。」
と話されたときには、もらい泣きしてしまった。
今の日本で、障がいがあるということは本当に生きづらいと思う。
親は子どもの将来を悲観するだろう。
いっそ死んでしまいたいと思う親もたくさんいるだろう。
私もそうならないとは言えない。
でも・・もし・・
支援・サポートが充実した国であったら、
差別もいじめもなく、生活の不便も改善されたら・・
障がいがあっても、
その人の人生をその人らしく生きていけるのではないか!?
と、お母さんのお話を聴きながら考えていました。
忘年会の最後に
リーダーのoonoさんから「下本先生も何か一言」と言われて
「私も友の会の仲間に入れてください」とお願いすると
全員が拍手でOKしてくれた。
来年から月に一回の勉強会に参加させてもらいます。
(下本 節子)