セカンドレイプの深い涙 | PANSAKUのブログ

セカンドレイプの深い涙

ぱんです。

さっき、NEWS23を私も見たよ。


・・・恥ずかしいね、

分かっていても、

どこか冷静では見られない部分がある。(笑)



テレビのインタビューで、

私、話しながら泣いていたね。。。



普段は、レイプ事件のことを特に悩んだり、

リアルタイムでものすごく苦しんでいると

いう感覚で過ごしているわけではないのに、


当時のことを聞かれて話していると、

なぜだかいつも涙がポロリンと流れてしまうから、

自分でも不思議だなって思う。



深い、

なんだかとても深いところから、、

傷ついた記憶が泣いている感覚。






被害直後、警察の人に連れられて

行った産婦人科で、


傷ついた部分から犯人の体液を採取され、

それだけでも耐えられない思いだったのに、


「精子がうじゃうじゃいる」


と、なぜか迷惑そうな言い方で告げられた記憶。



自分は消えてしまいたいと思った。

汚いと思った。



SACHICOの加藤先生がTVで話していた

妊娠を防ぐ経口薬、なぜか私はもらわなかったから、

処置してもらえたのかすら分からないまま、

その後3ヶ月生理が来なくて、

本気で妊娠したかもしれないと怯えた毎日。



生きてる心地がしなかった。




病院の帰り、

警察の人に現場まで案内してほしいといわれ、

ぼろぼろの格好のままで

パトカーの前に立たされ、

通行人が見ている前で写真を何枚も撮られた記憶。



自分は消えてしまえばいいと思った。

恥ずかしくてたまらなかった。



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二次被害の深刻さは、

性被害そのものの傷と同じくらいに深く刻まれてしまうと思う。



犯罪そのものを防ぐことも大切なことだけれど、


悲しくも、犯罪が起こってしまった後、

どのように周りの人や、警察および関係機関が

被害者の人を悲しみと恐怖から守り支えるか、

真剣に考えていく必要があると、私は思うんだ。



私以外にも、いろんな形で

セカンドレイプに泣く人は

本当にたくさんいると思う。


胸が痛みます。



私がこうして笑顔と落ち着いた日常を取り戻している中でも、

まだ痛みを覚えている部分、たしかにあるんだと思う。




でも、

命が助かって本当によかったと思う。


全力で生きたいと思ってる。


分からなくて悩むこともあるけれど、

けっこう毎日楽しいよ。(笑)



これでよかったのかな?って、

いろんなことで失敗したりしながら

時々立ち止まるけれど、



結局のところ、

なんだかんだと思い巡らしては、

また立ち上がって歩き出す。




過去の傷はやがて、


決して目の前に立ちふさがる「壁」ではなく、

前を見て歩き出す私のずっと遠く後ろで、


「まあ無理せずね、行ってらっしゃい~」


と、旗をふって見守ってくれる気がするね(*^ー^)ノ