残酷な夢 | 脳幹出血のパパとわたしと3人の子供たち

脳幹出血のパパとわたしと3人の子供たち

脳幹出血で倒れたパパの闘病生活について、できるだけ詳しく書いていこうと思っています。ネットでも脳幹出血の情報が少ない中で、わたしの記したものが少しでもご家族の支えになりお役に立てることができれば幸いです。
初心者です。失礼があったらごめんなさい。

夢を見た。

病院へ行くと、パパはベッドからすたすた歩いている。普通にしゃべって、普通に笑って、健康そのもののいつもの笑顔で
「帰ろう。」
って。
「こんなに早く治るなんてすごいね!」
って、わたしが言うと、なにも言わずに笑っていた。
手を繋いで、退院の会計手続きをパパが自分でした。
運転も自分でして、本当に治ったんだと思って気分は上々だった。パパが、
「飲みに行ってきていいよ!子供たちみとくから」
と言ってくれたが、わたしはパパと離れたくなかった。できるだけパパと一緒にいたかった。いなくなってしまいそうで怖かった。

目が覚めた。
パパは脳幹出血で入院中だ。
二度と元に戻るわけない。
全部夢だとわかった瞬間、涙が出た。
嗚咽が止まらず、小4の息子が、ママ大丈夫だよって抱き締めてくれた。それもまた涙が出た。
お金足りるかな。
転院先見つかるかな。
不安でしょうがない。