日々徒然-saya猫屋-

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葵龍紗鵺のきまぐれ日記。

Amebaでブログを始めよう!
ご無沙汰してしまいました、このブログ。

1年離れて、また戻って参りました。

次のブログがまた1年後かもしれませんが←

葵龍は基本気まぐれ猫なので、気ままに書きます。


さて。

側から見たら何のことやらのタイトルですが。

まずは、"カニ"。

これは蟹ではありません。

カーニヴァルです。



昨日、舞台カーニヴァルの千秋楽を観てきました。

カーニヴァルは元々ゼロサム雑誌で連載を読んでいて、当時からダントツ抜群の花礫推し。

ああいう、ツンツンキャラは大好き。
しかも花礫は内面の気遣いさ加減が半端ない。優しい。でも意外なとこで不器用。
奴は本当可愛いと思う。

そんな花礫を観たくて、舞台カーニヴァル、通称カニステに5回ほど足を運びました。

正直言うとね、2日目の舞台観た時、ヤバイなって思った。

まだ、キャスト全員が自分で自分のキャラを落とし込み切れてない。

会場だと勝手が違うからなのか、分からないけれど。
場も踏み切れてない、どうにもスピードが出ない。
そんな風に見えた、不安の残る舞台でした。

特に花礫は、優しすぎる。

確かに優しいんだけど、それは本当に秘めた内側だけ。2日目に観た花礫は、最初から无を知っていたような、ヨタカがこうなる事を知っていたような、焦りや苛々を感じない花礫だった。

もちろん、キャストさんが創りあげたキャラクター達を否定しようとか、そういう事じゃない。人の色だけ感じ方も捉え方も様々。
舞台ならではだからの良さがある。

私にとっては、そういう2日目だった。


そして、1週間後の前楽。



同じ舞台を観ていた筈。


それなのに、終わった後の余韻の違い。




そこには、紛れもなくカーニヴァルの世界が在った。




輪が楽しそうにパレードをやっていて、與儀がぶっ飛んだムードメーカーで、无は無垢で真っ直ぐでどこか危うい芯があって、必死に想い悩む花礫が居て、温かくも哀しいカラスナの日々が切々と描かれていた。

特に、一番気にしていた花礫の成長が半端じゃない。

花礫はよく苛々した様子を見せるけれど、場面場合によって、その苛々は種類が違う。
無垢な无、自由奔放な與儀、掴めない敵の姿、自分への腹立たしさ、哀しい決別...

それらを凄く綺麗に使い分けていた。
自然体過ぎて、もう花礫そのもの。
はにかみ方や照れ笑い、視線の遣り方、一挙一動眼を離せなくて、舞台全体を見るのを一瞬忘れそうになった。




舞台って、本当にナマモノ。
化ける。




最高に昇華された千秋楽はもうスタオベするしか手段がなかった。このままカニステメンバーで本当にパレードすればいいじゃないかとさえ思った(いやこれは本当、実現したら素敵だと思う)

他のキャストさん達もほんとに素敵な方々ばっかりで、特筆するなら「かいちーツバメの熱量桁違い」。

ストーリーの関係上後半からしか出てこないのに、圧倒的な存在感を魅せつけてくる、本当に恐ろしい子。その双子に引き摺られてかヨタカも2日目とは比べものにならないくらい泣かせてきた。 家族想いとか、そんな次元じゃないよ。なんだかんだ言いながら絶対花礫のご飯毎日用意してたよ。大空を羽ばたく筈だった優しい翼を踏み躙られたのが悔しくて哀しい。

そして无ちゃん!

ああいう純粋な子は時々苛々してくるんだけど、そんなものを微塵も感じさせない一生懸命な子。訳も分からず花礫に必死な无ちゃん、頭がしがし撫でたかった←

與儀は...うんもうノーコメント。笑
いい意味で場を崩してくれる。潔いくらいに気持ち良くガラガラと。
一方で本当に仲間想いの友達想い。自分の事はちょっと二の次だけど、大事なものは大事。真面目な時はかっこいいよキラメキ王子そのもの!

書ききれないというかキリがないから全員書けないけど、平門もツクモちゃんも本当にキャラクターそのままだった!
平門はちょっと掴めないところがあって若干黒いところが見え隠れしているけれど、そのバランスの良さが凄く滲み出ていた。きしたく平門は、きっと協力して欲しい時は惜しみなく助けてくれると思うけどちょっと敵に回したくないかな。笑
後で何されるかわからん。笑顔で要求されそう。

ツクモちゃんも些細な日替わりが可愛くて可愛くて、平門とのシーンは凄く印象的。輪のメンバーにも踏み込み過ぎない良い一定の距離感が気持ちいい。時々眼が恐い、そして可愛い←二度目

ツバキは、本当に温かく妹弟を包み込む存在。温か過ぎて、悲劇との落差がきつい。歌が優しくて泣く、泣く以外できない。

迷呀は、元々持っていたイメージとはちょっと違ったけど、舞台の迷呀の方が好きかも。
洗練された狂気が恐ろしくも美しく感じる矛盾に鳥肌が立った。あの余裕は一体何処から出てくるのだろう。マフラーの扱いが嫌らしくも品があって憎めない。

そしてアンサンブルの皆さん。
プロローグの戦闘シーンに華と勢いを載せたのは間違いなくアンサンブルの方々。街中シーンも毎回違ったストーリーが後ろで繰り広げられていて、それもリピート観劇の醍醐味だった。


あー、つい、語り過ぎちゃったな。


要するに。



また、カニステやって下さい。
幸せな日々を下さい。
美味しい花礫を下さい←



「カニと刀と星」。


次は、 "刀"について語りたいけど、とりあえず一旦ここまで。


我ながら、カニステの反響が自分の中でここまで来るとは思わなかった。


まだ、話し足りて無かったりする訳だけど。笑 



余談。
もうね、十鬼の頃から言ってるけど。
CD出しましょうよ、映劇さん。゚(・´Д`・)゚。
いい曲が多いんだよ!!笑