放射線と脳の防御本能 | 小細胞肺がん、ま、何とかなるやろ。

小細胞肺がん、ま、何とかなるやろ。

2013年9月に小細胞肺がんが発覚してんけど2014年2月にナントカ寛解、熱海移住と東京帰還を経て2019年3月にメデタク完治宣言。
治療中のヒトタチにチョットでも勇気と希望を持ってもらいたいのでオキラクブログはマダマダ続くのであった。


全脳照射を完全に甘く見て、治療期間前半は調子に乗って飲み会を繰り返したり、気軽にワンコ散歩に出掛けたりしててんけど、その裏で徐々に蓄積されて行く放射線。

初日からの嘔気や倦怠感や悪寒は日に日に増すばかりで、オマケに味覚異常や喉の違和感、痰のカラミもヒドなって、後半は午前中に治療を受けて午後はウチでほぼ寝て過ごすっちゅう毎日。
せっかく生えて来た髪の毛も放射線の影響でまたしても抜け始めたんでスキンヘッドに逆戻り。
あと、匂いに異常に敏感になって来てて、洗剤とか柔軟剤とかのフローラル系の香りを嗅いだら胃のへんがムカムカと気持ち悪なったり。


いやー、やっぱり胸に当てるんと頭に当てるんとではエライ違いがあるもんやわ。
恐らくは脳が攻撃されてると判断して色んな警告を発してたんやろな。


それから、これは全脳照射を経験した人にしか分からへんけど、照射中に感じる何とも言いようのない金属的な匂いというか味というか。
放射線技師曰く「多くの患者さんがそーゆー風におっしゃる」とのことやってんけど、
もちろん放射線には匂いも味もないから、これも脳からの警告の一種。
前半戦は物珍しさもあって大して気にならへんかってんけど、最後の三日間くらいはもーこれが何ちゅうか本能的にイヤで放射線当ててる間はひたすら耐え続けるしかなかった状況。
ソフトな拷問みたいで、あと何日かやってたら精神的に相当ヤラレてたこと間違いなし。

ということで、何とかツラかった10日間に渡る全脳照射は終わらせてんけど、放射線のコワさはその後も続いて行くのであった。



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