今日は阪神淡路大震災から15年目。

本当にあっという間にこの年月が過ぎてしまったような気がします。

今朝もニュースはこのことを取り上げていましたが、私たちはどうしてもただ「ニュース、報道」としてだけとらえがち。

でも本当に被災された人、また現地には私たちが想像する以上の現実があるのです。


私がそのことに気づかされたのは2005年9月にスマトラ沖地震津波被災地(タイ、プーケット北部のパンガー県)に歯科ボランティアで行ったときでした。

宿泊先のホテルの庭は瓦礫の山。

部屋の壁には「水がここまで上がってきた」というような生々しい跡が残り、臭いも残っていました。

それどころか現地でお世話になっているプラティープ財団には両親を失った子供たちが大勢収容され、まだ癒えない心の傷を絵を描くことによって治そうと財団職員が一生懸命お世話していました。


阪神淡路もそうだったと思います。

いえ、また今も報道では語られない心の傷をかかえて生きている人々がいるのだと思います。


昨日ミセス日本グランプリの同窓会があり、そこにスポンサーのお一人として出席なさっていらした方が、「毎年この日は朝から炊き出しをやる」 とおっしゃっていました。

忘れたくても忘れることのできない日を、こうして多くの人とこの炊き出しで心を通わせ、それぞれの気持ちの修復をしているのではないでしょうか?

そんな風にお話をうかがっていました。


ハイチの地震被災地の報道にも心痛む1/17です。


志田歯科

http://shida-dc.com