スフィア基準

 

3月5日 3月定例会 一般質問にて

質問させていただいた

女性や多様な方々への避難所での支援について

取り上げさせていただいたものです

 

スフィア基準とは

国際赤十字などが作った国際基準で

紛争や災害の際の避難所の“最低限の基準”を定めています

 

能登半島地震を受けて

本市でも避難所開設

在宅避難の方もいますが

女性の避難者の方の声を聞いておりますと

 

スフィア基準の導入が必要ではないか?

と考えるようになりました

 

世界各地の様々な災害現場での支援の反省・教訓から導き出された普遍的な考え方や

実用的な情報が掲載されています。

その普遍性ゆえに、内閣府(防災担当)が被災者の健康を維持に欠かせない「

避難所の質の向上」に向けてまとめた「避難所運営ガイドライン

(平成28年4年)においては「目指すべき(定性的な)質」の根拠となっています

 

とある

 

〇給水・衛生・衛生促進に関する最低基準

〇食糧の確保と栄養に関する最低基準

〇シェルター・居留地・ノンフードアイテムに関する最低基準

〇保健活動に関する最低基準

 

 

避難所の一人当たりスペースは3.5平方メートル以上

トイレは20人に1つ

トイレの男女比は1:3

 

そうそうトイレ問題ね

 

女性は男性の3倍の時間が必要になるから

 

これまで

いろんな避難所を見てきましたが

トイレについて

今ではトイレトレーラーなどが支援に来てくださってますが

仮設トイレ設置について

雑な設置もあったりした

男女がわからない

男女が横並び

多目的トイレがないなど

 

トイレが混雑していると

水分を取るのを控えたり

我慢したり身体にも悪いですよね

 

これが

所謂 災害関連死にもつながるという

 

スフィア基準は

ニュースでも頻繁に取り上げられておりますし

国会でも国としてスフィア基準について提案されている

国会議員さんもおられます

 

スフィア基準が

所謂 世界的に「スタンダード」であるよう動きがあるわけです

 

今回は 市内の被災して厳しい状況にお住まいの方

長期にわたりトイレが使えない状況にあった

地域の女性のみなさまから

いただいた悲痛な声でした

 

仮設トイレ

設置してもらっただけでも

ありがたい

というのは

わかっておりますが

 

女性や多様な方は

男女横並びは

内心 使いにくい

 

長期にわたるとです

避難所も快適でありますように

 

ということで

スフィア基準や

女性の意見を盛り込んだ避難所マニュアル改定は

「今後」

は必要になると

提案させていただきましたが

 

答弁は前向きに

女性の意見を取り入れる

(今までは取り入れてなかったのか?)

スフィア基準についても参考にするとのこと

 

ありがたく思います

みなさまの思いが伝わったことが嬉しいです

 

議員は市民のスピーカーです

言えないこと

伝わらないことを代弁すること

大きな声で伝える役割があります

 

それが議員の醍醐味ではないだろうか