祖父のアルバム

滋賀県彦根市にある父方の実家が長らく空家になっていて老朽化が進んでいるため取り壊すことになるので中にある物品を整理しに向かいました。

その中で1番興味深かったものが、祖父のアルバムです。

祖父は呉服問屋の経営者で僕が3才の時に亡くなっているのですが戦時中は海軍で兵役から逃れるために醤油を一気飲みして高熱を出すという荒技を試みて兵役を解除され帰ってきたと聞いていました。

この写真を見ると祖父は戦艦 那智という船にいたようで調べるとフィリピン沖で沈没しています。

もしも、祖父が機転を利かして醤油を飲んで帰ってきていなかったら僕はもしかしたら生まれていなかったのかもしれません。

祖父はその後、関東大震災の時に偉い人を助けてその時にいただいた謝礼を軍資金にして東京の日本橋で起業しました。

祖父の歴史があって今の僕達の家族があると思うと歴史を学ぶ事の大切さを祖父から改めて教わった気がします。

祖父の兄弟も戦死していたり、その通告の葉書や新聞の記事の切抜きも家にはありました。

平和な今が当たり前にあったわけではないことと

生き抜いて起業して日本の経済発展に貢献した祖父の想いを感じながら今日も1日頑張ります^ ^

ちなみに真ん中の下向いてる小僧が6才の時の僕ですスリーピースが洒落乙でしょ(笑)