大阪セミナー参加 | 人生いろいろ

人生いろいろ

自分の過去を冒険して文字に残したいと思いつき、ここに記します。ネタがないときには過去~現在~未来と自由に行き来します。

先週の日曜日、私がかかったリンパ腫の大阪セミナー講演会があった。大阪大学中之島センターの会場にはおおよそ150人くらいだろうか、多くの人々が集まっていた。この病気になって、いろいろな知識がついたが、専門的な知識は不正確なところが多く、一度じっくりと聞きたいと思っていたところ、このような講演会があることを知って、今回初めて参加してみた。

現役の血液がん専門の先生方の説明は、非常に専門性が高く、リンパ腫という病気の原因となる遺伝子の転座のところは、非常に興味深く聞いた。人間の身体の奥深さ、その研究解明に日々努力され、検査方法や治療法の開発に携われているのだなあと、改めて感じた。それにしても、マイクロカプセルカメラやバルーン型カメラが実用化されているのは初めて知った。人間の消化管は口から肛門まですべてカメラで実物を見る事ができるわけだ。検査方法の進歩もすごいし、治療薬も日々開発治験されている。

リツキサンなどの分子標的薬も最近非常に多く開発されている。できるだけ副作用が少なく、正常細胞を温存しながら、悪い細胞だけをやっつけることができるこれらの薬は、患者にとっては本当にありがたい。会場の熱気に圧倒された。多くの質問もていねいに先生方が赤ペンで回答され、直々に読む事ができた。様々な人々がこの病いと戦っているんだという現実を知った。

これからも、生かされている、感謝の気持ちを常に持って謙虚に奢らず、かといって、後ろ向きではなく前向きにいこうと改めて思った。この種のセミナーは全国的におこなわれているようで、5月は広島でするようだ。次回大阪で開催されるときも、また行ってみようか。