今までこのブログをお読み頂いた皆さんに対し、御礼並びにご挨拶を申し上げます。


2002年11月に初当選させて頂いてから4年間、微力ながら全力で行財政改革に取り組んでまいりました。
振り返ると、民間と役所の大きなギャップに心底驚き戸惑いながら、組織の縦割りの高い壁の前に立って、前例主義や予算消化主義を変えるべく地道に議論を重ね、何度かくじけそうになりながらも、ようやく待ちわびた小さな実を付けるところまで皆さんと共に歩んで来れたのではないかと思っております。


唯一つ舞鶴市民病院問題において市議としての任期4年間で意図せざるを得なかったとはいえ、今年度分も含めると30億円を超える赤字流出により、市民負担を大幅に増やしてしまったこと、地域医療サービスの低下を招いてしまったことは痛恨の極みであり、市政の舵取りを行う議会の一員として大きな責任を認識しております。


地方における一自治体で出来ることには財政・権限・人的資源等に大きな制約があり、強い負の流れに対して逆らうに及ばず立ち尽くしてしまい、殆ど打ち手を出せなかったことを無念に思うと同時に、無力感と脱力感を強く感じております。


この一年間自問自答を重ねましたが、政治家の出処進退は良心に基づき決するものであり、私自身は市民病院の混乱についてのけじめをつけさせて頂き、来月行われる市議選には出馬せず今期限りで市議を退任いたします。


お世話になった舞鶴市民の皆さん、ご指導いただいた先輩方、そしてこのブログに訪れていただいた皆さん、親身になったアドバイス、コメントを頂き本当にありがとうございました。また、市議としての私にご期待を頂いていた皆さん、今後は応えることができず誠に申し訳ございません。


4年間培った市議としての貴重な経験を活かして、将来どこかで舞鶴のため、京都のため、日本のためにお役に立てることがあれば光栄に存じます。


最後に、お世話になった皆さん本当にありがとうございました。



舞鶴市議会議員

    井上 聡